【店主の呟き】
新しい年が訪れ、お正月が終わると、しばらくして3連休と続いたことで、ゆっくり体を休めることができたのではないでしょうか。
店の初売りは来客が少なくて物足りなさを感じていましたが、明日からは自らが動いて盛り返さないといけません。
その始まりを京都出張から始めたいと考えていますが、一部の仕入れ先では夏物が発表となり、本格的な2023年が動き始めます。
仕入れ先でお正月ボケを正せたらと思っていますが、刺激をたくさんもらって、この先の仕事に活かして行けたらと期待を寄せているところです。
さて、皆さんはまだお正月気分に引きずられていて、春物の着物の装いまで気が回らないのかもしれませんが、着物に馴染みの薄い方にとっては、そろそろ装いの準備が必要かと思います。
特に入卒の式典に関わりを持たれる方で、きものを着る予定の方は、タンスのある着物の状態を確認されたり、足りないものを揃えという準備が必要かと考えています。
今日も卒業式を迎えられる学校の先生が、きものと袴の装いのことで店に相談にいらっしゃいましたが、何事も余裕を持って動かれることが得策かと思えます。
今日は春を感じる装いを加賀友禅の訪問着でコーディネートしてみたのでご覧ください。
【加賀友禅訪問着で春をまとう】

加賀友禅訪問着をコーディネート
コーディネートしたのは藤色系の訪問着で和楽器の袋帯で組み合わせてみました。
あっさりした模様の付け方の加賀友禅訪問着で帯が合わせやすいのではないかと考えております。

加賀友禅訪問着/花吹雪の柄
作品のタイトル名は「花吹雪」となっていまして、春をまとうきものを見事に表現しています。
花吹雪が優しく描かれているので、画像を大きくしてみましょう。

加賀友禅訪問着/花吹雪の柄
こちらの画像が上前の模様になりますが、花見月の模様の間から桜の花びらが舞っている様子が見て取れるかと思います。

和楽器に桜柄の西陣袋帯
その着物に合わせた帯が桜を背景に琴と篠笛を描いた西陣袋帯で、優雅な春を見事に表現しております。
贅沢な着こなしで、春に開かれるお琴や篠笛の発表会にお召しになられたら見事でしょうね~
本来のきもの文化は四季を感じることができる着こなしで、そのおしゃれ感を見事に表現した組み合わせかと思っています。
受け入れていただきにくい時代になっていますが、参考にしていただけたら幸いです。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







