夏物の麻染帯「ペンギン」と「ひまわり」に注文を入れる・そして京都の初売りの様子をリポート

夏物/麻の染帯「ペンギン」

【店主の呟き】

 

今年初めての京都入りで、仕入れ先を訪れては新年の挨拶から・・・。

儀礼的なものですが、ここから始めないと新しい年が動き始めた気がしませんし、今年も力を貸して欲しいというサインも送ることは出来ません。

 

そんな想いもあって今日は13件の仕入れ先に足を運びました。

帰りの電車時間もあったので、13件でタイムリミットになった訳ですが、毎年この1月は京都入りしている同業者が少なく、活気があったとは言いにくいところがありました。

 

そして各社担当者から聞こえて来る現状は、○○を作っているメーカーが廃業して、新しい織先を探しているとか、きものバッグの○○を作る会社がなくなって商品が作れなくなっているとか、○○材料費が値上がりして販売価格が2割近く値上がりするとか、とにかくキリがないくらい商品を作る環境が悪化していて、これまであったものがなくなるという現象が起きています、

 

ある仕入れ先の社長は、「クオリティの高い商品が作りにくくなっているので、心が動いた商品があれば仕入れておかないと後で後悔することになる」

 

そんな話を私に振って来るので、私はその社長さんに「店の器を考えたら、仕入れをするにしても限度があり、支払いをしなくていいとなれば話は別だけど・・・」

 

するとその社長さんは、ものごとを悟ったかのように「そこが問題なんだよな~」

 

社長さんも品薄な現状を見て商品作りに投資したいと思っても、資金がいることを考えると、無茶はできないと考えている様子で、作家やメーカー、問屋や専門店、様々な分野で駒の進め方が難しくなっていて、ここ数年で勝者と敗者の色分けがはっきりしはじめる気がしてなりません。

 

その意味でも、覚悟を決めて仕事と向き合って行かなくてはなりません。

 

仕入れ先の中で夏物を発表している先がありまして、毎年この時期に注文しているので、今年も新柄商品を見てまいりました。

 

仕入れ先では染め上がった新商品から注文が取れれば、注文数だけ染めて専門店さんに納めれば、自社の在庫負担を軽減することができます。

 

私達きもの専門店さんも仕入れ先の取り組みをよく理解していて、このタイミングで注文を入れておかないと、シーズン中に、ここの仕入れ先の商品を揃えることは出来ません。

 

特に今年は品薄傾向となっているだけに、先ほどの社長さんの話にあったように、先行きをビビっていては、きものファンに喜んでいただくことはできません。

されど店の器もあって悩ましいところではありいますが、“今しかない・・・”気持ちが勝っていて、いつもよりも多く注文を付けてきました。

 

その中の「夏物・麻の染帯」を数点紹介させていただきましょう。

 

 

【夏物の麻染帯「ペンギン」と「ひまわり」】

 

 

 

 

夏物/麻の染帯「ペンギン」
夏物/麻の染帯「ペンギン」

 

一つは、真冬に紹介するのはどうかと思いましたが、麻素材に染めた「ペンギン」の模様です。

ワクワクしませんか?

 

小千谷ちぢみのきものに合わせたらお洒落だと思いませんか・・・。

 

 

 

夏物/麻の染帯「ひまわり」
夏物/麻の染帯「ひまわり」

 

こちらはペンギンと同じ素材の帯地に染めた「ひまわり」の模様。

長引くコロナ禍の中で、この帯を締めていただけたら元気が出ると思いませんか・・・。

 

私なりに理屈をつけて、数点の染帯を用意させていただきました。

4月の中旬頃に染め上がった新商品が店に届くかと思っているので楽しみにしていてください。

 

他にお伝えしたい話題がありますが、今日はここで終わりとさせていただきます。

 

それではこれにて・・・
お休みなさい。

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