【この道50年の店主の呟き】
少しずつコロナ禍の社会が緩和され始めていて、フォーマル系のきものが動き始めていることを仕入れ先から聞いてはいますが、SNSからの情報を見ていると、きものを生活の中で楽しんでいる方が目に付きます。
店としても普段着の市場に割り込んで、きものファンを増やせないかと考えていますが、中でも洗えるきものやリーズナブルな木綿のきものに対しての注目度は年々高まっているのではないでしょうか。
店では洗えるきものは得意としていませんが、木綿のきものなどの天然素材となる麻やシルクの普段着に力を注いで行けたらと考えていまして、合わせる帯でのおしゃれな着こなしも提案ができれなと考えています。
【リバーシブル半幅帯】
そこで紹介させていただきたいのが、こちらのシルク素材のリバーシブル半幅帯です。
博多織となるもので、帯〆や帯揚げを加えずに帯が結べることから、帯結びを覚えていただけたら、お休みの日の外出着として気軽におしゃれを楽しんでいただけるのではないでしょうか。
性格の違った帯柄が合体した半幅帯となるので、一枚のきもので二通りの着こなしができることになります。
きものを多く持たない方には、重宝な半幅となるに違いありません。
こちらの博多織半幅帯は袋帯とほぼ同じくらいの長さがあって、全長は約425㎝の幅が15.5㎝あるもので、替わり結びができることことも大きな魅力かと考えております。
素材がシルクなので、帯のしなやかさと締めやすさは言うまでもなく、シルクの小紋や紬にも合わせて楽しんでいただけるだけるので贅沢な半幅といえるでしょう。
こちらの半幅帯を使って、渋い色のお召のきものをコーディネートさせていただきました。
【音符柄半幅帯できものをコーディネート】
そのコーディネートがこちらになります。
比較的若い年代層の着こなしとして、赤目の地色に音符柄の半幅帯で気に合わせていただきました。
SNSから見えてくる若い年代層の着こなしとなると、ポップな模様のきものか、渋い色合いを大人っぽく着こなしている感じがして、あえて渋いきものを選択して帯の色合いを派手にしてみました。
その半幅帯が音符柄となればお洒落だと思いません・・・。
合わせたバッグもカジュアル感があって大人の魅力を感じさせられるものがあります。
更におしゃれ感を上澄みするとしたら、半衿にワンポイントの刺繍や模様が入ったものや小紋半衿を加え、季節感を感じさせる帯留めが入ると、きものを楽しんでいるセンスの良さが見る人の心を引きつけるに違いありません。
細かなところまでコーディネートすることが適いませんでしたが、お洒落な着こなしのポイントは何と言っても音符柄の半幅帯で、木綿のきものにも合わせても素敵かと思っています。
好きなことを書いていますが、参考になれば幸いです。
コーディネートの相談、クリーニングの相談など小さい事でも受け付けしておりますので
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それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。