お客様のきもの一式を点検して見つかった問題点・3月号の情報紙№275が仕上がる

半衿に汚れがある 着物のお手入れ

【店主の呟き・今日は桃の節句】

 

今日は桃の節句です。女の子のいらっしゃる先は雛祭り夕食だったりするのかもしれないが、年に一度のことなので祝って差し上げたら素敵じゃないかな~

 

ニュースを見ていて10代から20代の犯罪が社会問題になっていて、どうして人をだましたり、金品や車を盗んだり、ナイフで刺したり殴ったりして人を傷つけことができるのか不思議でなりません。

 

犯罪を犯した人にも両親や兄弟がいるかもしれないと思うと、その家族の人生おも傷つけしまうことが分からないのでしょうか。

 

限りなく“どうして”が湧き出てまいりますが、一つには親子関係がうまく行っていなくて、愛情不足から、私たちが考える常識からかけ離れた人格になってしまうことがあるのではないでしょうか?

 

そんなことを勝手に思ったりして朝のワイドショーを見ていますが、お子さんの誕生日やクリスマスなど、お子さんが主役となる日を設ける事ができたら心の豊かな子に育つのではないでしょうか。

 

だから雛祭りを祝ってあげてください。

 

子育てって単純でなことでないことを分かっていますが、自分が幼かった当時のことを振り返ると、豊かな家庭とは言いにくいところがあったにも関わらず、母からもらった愛情はこの年になっても忘れることはありません。

 

犯罪を犯す人は何処かで人格形成の歯車が狂い始めて問題を起こすのでしょうが、誰にでも有りえることなので、家族の生活を注意深く見られるようにしておきたいです。

 

 

【3月号の情報紙「あ・うん」が出来上がる】

 

 

 

 

店の情報紙「あ・うん」3月号 №275

店の情報紙「あ・うん」3月号 №275

 

3月の情報紙の歳時記をお雛さんにしたこともあり、急いで情報紙を仕上げ、急いでお客様の元に届けたいと、今日は一日中外廻りをしていました。

 

昨日の雪は何だったのかと言いたくなる晴れて温かなひで、多くのお客様に仕上がった情報紙をお届けできたように思っています。

 

そしてこんなことも思っていました。

 

休眠客にも店の情報紙をポスティングしているが、いつまでお届けしたらいいのだろう。

そこには、この地で店を持っていると月に何件かの新規の来店と、その方のお名前が残るわけで、限りなくお客様が名簿がありまして、全てのお客様の対応していこうと思うと、時間と経費もかかって、一人ではどうにもできなくなっているのが現状です。

 

ある人は、休眠客となっている年数で、線引きをしたらいいといいますが、そんな簡単に線引きできるものではありません。

 

★〇〇さんの娘さんがお嫁に行って10年近く経つけれど、もしかしてお子さんが小学校に入学する年かもしれない。

そうだとしたら、きものを着るだろうな~

 

★○〇さんのお孫さんは今年大学受験だと聞いたけれど、過ぎた時間の早さを感じると共に成人式がどうするんだろ。

 

外にもお客様とのいろんな関係性がありまして、引き際がとっても難しいんですね~

 

そんなことを考えながら車を走らせていたら、ポスティングを飛ばしてしまった先もあったりして、何をしていても店作りへの真実を探し続けることが染みついているみたいです。

 

さて、どうしたものでしょう。

 

 

話題は替りますが、入学式にきものを着ようとしている人達へ、事前のきもの点検をブログや店の情報紙などで呼びかけしていますが、効果が出ているとは思いにくいところがあります。

 

数日前に地域の小学校にお子さんが入学される先のお母さんから、当日の着付けを頼まれましてね~

承ったのですが、手落ちがないように、きもの一式を持って欲しいことを伝えると、店にお持ちくださったんですね~

 

このような場合、お客様はまったく気づいていなくて、私の店が問題があることを見つけ出すんですね~

 

一つは、きものをタンスに片づけていたときのきものに「たたみシワ」があって、アイロンでは直し辛いことをお話しさせていただくと、直してを依頼されましたがお客様の判断は正しいと思っております。

 

 

【お客様の正絹長襦袢に問題が潜んでいる】

 

 

 

入学式のきものの装いに使われる長襦袢

入学式のきものの装いに使われる長襦袢

 

次ぎに問題があったのは、こちらの長襦袢です。

 

 

 

長襦袢のえり抜きにカビが出ていることが分かる

長襦袢のえり抜きにカビが出ていることが分かる

 

拝見して初めに気づいたのが、長襦袢に取り付けてある白い「えり抜き」にカビが出ていましてね~

見にくいかもしれませんが、白い板状になったいる生地が「えり抜き」で、薄茶色に変色しているが「カビ」になります。

 

きものの装いでは、見えな箇所なので、手を加えなくてもいいかもしれませんが、このカビは広がって茶色の濃度が濃くなることが考えられます。

 

 

 

 

半衿に汚れがある

半衿に汚れがある

 

次のこれは「NG」といえるのが、長襦袢の半衿が茶褐色に変色しているんですね~

着終わったときのお手入れが十分にできていなかったことが考えられます。

 

お直しができたとしても、その料金で新しい刺繍半衿が買えるくらいかかりそうで、お直しができなないかもしれないことを伝えると、えり抜きも半衿も新しくして半衿とえり抜きを取り付けることとなりました。

 

そしてもう一つ、きものと帯に合わせた「平の帯〆」にカビが出ていたんですね~

帯〆にカビは手ているものを見たことがないので驚きました。

 

今回着付けをさせていただくこととなり、当店で点検することになって問題があることが分かったので、外で着付けを頼んでいたとしたら、こんなにもスムーズに解決することはなかったでしょう。

 

今回のカビ問題と半衿の汚れにきもののシワ取りは、持ち込まれる相談の中で最も多い相談の一つで、毎年数件、これと似た相談を受けております。

 

このようなことがタンスの中で起きているので、この春にきものを来る予定の方は、きものや長襦袢の点検を巣召せておいてください。

 

私の店でよければ、その点検をさせていただきますのでいつでも相談ください。

但し、時間に余裕のある方に限らせていただきます。

 

ということで今日閉じることと致します。

ではこれにて・・・
お休みなさい。

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