お洒落な色合いの絵羽コート・そして忘れていた1994年4月3日の出来事

 

連日暖かい日が続いて、肌寒い秋を想像することができません。

秋商戦に望んでいらっしゃるご商売屋さんにとっては、この暖かさに頭を悩ませさている方も少なくないのでは・・・・・

 

寒さを歓迎したくはありませんが、季節商品を提案する店としては、もうしばらくの辛抱のようです。

 

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木枯らしが吹く季節になると欲しくなるのが羽織物です。

 

 ここのアップした写真は仮仕立ての段階の商品で、お客様のご要望で絵羽のコート仕立てにも出来、又、長羽織仕立てにもなるという、仕立て方を選択できる上品な羽織物です。

 

仮にコートのお仕立てにすると、訪問着や附下げ・色無地の着物などのフォーマルの着物に合わせると素敵でしょうね~

これを長羽織りに仕立てるとすると、手描きの小紋や結城・大島などのこだわりのお洒落着に合うと思います。

 

非常に解りにくい表現をしていますが、模様の取り方が訪問着のような絵羽付けになるだけに礼装着の性格を秘めたコートになります。

これが羽織になると最高のおしゃれ着になるという、いい着物に合わせる羽織物なんですよ。

 

そこで私が注目したいのが色なんですね~

 

皆さんの常識の中では、寒い季節のコートや羽織になると濃い色を想像されるのではないでしょうか・・・・・

例えばお若い人であれば、赤やピンク系や色、中高年に人だと、茶やグリーン、又はワイン系や墨系の重たい色になりがちです。

 

とても正当な着こなしの合わせ方ですが、このような白っぽい(オフホワイト)色はお顔を奇麗に映し出すことが出来るんですね~

それに見た目に寒そうに感じますが、粋さを表現することの出来る色でもあります。

 

とても素敵な色合いなもので、私流に紹介させていただきました。 

 

話は変わりますが、今朝、DVDになった昔の我が家の映像を目にしました。

記憶から消え去っていた、この店の開店前のものです。

 

店の内装が終わり家族全員が浮かれているシーン・・・・・

 

私とお母さんが掃除をしていて、幼稚園に入る前の次女が取り付けたばかりに電話で遊び、その様子を大きな声を出してビデオに収めている小学6年生の長女。

映像は揺れ動き、チラリと息子の顔も・・・・・

 

ソファーはビニールに包まれ、商品が何もない店舗。

短い映像の最後には、お母さんの笑い顔の口元が大きく映し出されていました。

 

あまりに懐かしさに何度も見直してしまいましたが、まさしくこの店に始まりのシーンです。

 

1994年4月3日の出来事。

その日から14年と半年近く家族と歩んできた時間を振り返る私でした。

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