昨夜も雷鳴が響き渡り雪がちらついていましたが、目が覚める「寒い!」と思えた朝でしたね~
冬に逆戻りした感じで、自宅を出るときの雪が降り積もりそうな雪が降っていて、久し振りにブーツを履いての出勤でした。
天候が悪いとお客様の来店が少なくなるので、路面店の店としては悩ましい日が続いています。
来週から気温も少しづつ高くなっていくようで、春の気配を感じられる陽気になって行くかと思われますが、とにかく春が待ち遠しいです。
昨年の秋のことですが、関西方面の方から店が数年前に採り上げたことのある訪問着が欲しいとの相談がありましててね~
問い合わせがあった着物はすでにお嫁入りしていまして、仕入先の新しく染めることができないかを尋ねると、職人さんが高齢であることや体調を壊していこともあって、お客様のご要望にお応えすることができなくて、そのお話が流れてしまいました。
とても残念でなりませんでしが、その職人さんが染めた訪問着が染め上がってきたことの連絡が入ったことから、ここに改めで紹介させていただくこととしました。
【古典柄京友禅訪問着】
その訪問着がこちらになります。
古典柄の濃い紫時の京友禅訪問着で、お客様が目に留められた訪問着とは少しばかり雰囲気が異なりますが、同じ職人さんが手がけた訪問着で模様も地色も似ております、
その相談を頂いたときに、ご一緒にその染屋さんにお邪魔する話となり日程も組んでいたのですがたが、お客様の事情があって断念せざる終えませんでした。
担当者もそのときの事を覚えてくれていまして、再びここに紹介させていただいた次第です。
【京都で開かれる消費者会】
近くその染屋さんが京都で消費会を開くことから、お気持ちが覚めていないようであれば現品をご覧になられなられてみてはどうかと思うところがあり、ここにご案内をさせていただいた次第です。
作りかけていた【復興展】のチラシの構成が仕上げの段階に入り、明日までに仕上げたいと考えていますが、広く地域の方やお客様に情報を伝えることの難しさを改めて感じております。
店を切り盛りする側として新しいお客様を増やして行くことが大きな課題となっていまして、そのために何を成すばきかが私の役割かと考えています。
【入学式の着付を受けることとなったお客様の声】
日々そのことを頭に置いて店作りをさせていただいていますが、地域の入学式を着物で迎えたいと当日の着付を承っている方が何人かいまして、その中のお一人が店にお越しになっていました。
慣れない店とあってそのお客様はとても緊張していらっしゃいましたが、お話をさせていただく間に緊張が柔らいてきたのか、ある呉服店で入学式に着ようしている着物をお直しに出したときの話をされたのです。
着物ののお直しが終り、その着物を取りに行ったときに着物を進められて、何にかの従業員に囲い込みに合ったそうです。
とにかくひつこくて、進められた着物をお安くするからするからと3時間近く身動きができなくて、この着物をいくらにしたら買っていただけるのかと振られたので、1万円と言うと諦めて解放されたそうです。
そのことが切っ掛けで、着物が嫌いになった話をされていましたが、その後、着物が自分で着られたらと思って他のお店に着付を習い始めたが、相性が合わなかったのか続かなかったそうです。
その話から「お客様のご自宅とこの店はそんなに離れていないのに、路面店は入りにくいところがあるのでしょうか?」と、伺うと、
ここに呉服店があることを数年前まで気がつかなかったと言うから驚きがありましたね~
そのような話から一番ショックだったことは、呉服店さんと関わりを持ちながら、そのことが着物が嫌いになった切っ掛けになったということです。
呉服店さんとの関係性が良ければ、きもの愛好家となったいたかもしれなし、呉服店が怖いという印象も持つこともなかったかもしれません。
最初は私も緊張していましたが、お話をしている間にお客様から笑顔がこぼれていまして、安心していただけたのかもしれません。
綺麗ごとを言える店ではないかもしれませんが、このような話を耳にすることが時々あるだけに、着物初心者の話に耳を傾けて、もっと地域に根付く店にならないといかないと思った次第です。
それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。