今朝電車の中で突然アラームが鳴り響き“何事が起きたのかと”車内は騒然となりました。
北陸新幹線の停車駅となる小松駅に向って普通列車に乗っていたときのことで、かなり乗客が乗っていたこともあって、響めく声に異様な雰囲気となり、車掌さんのアナウンスが入り電車が止る事態に。
アラームが鳴ってからしばらくしてから電車の揺れは来ましたが地震であることが分かり、「またか~」という感じで、何事も起こらないことを願って電車が動き出すことを待っていました。
その間、15分ほどでしたが、安全が確認できたとのアナウンスが入り、何事もなかったように電車が動き出しましたが、ニュースになるような事態にならなくて本当に良かったです。
その後のことは詳しくは知りませんが、震災に遭った地域に被害が出たようで、お見舞い申し上げます。
二度あることは三度ありと言う人もいるので、能登方面の方はくれぐれもご注意ください。
そんな訳で、電車が遅れて京都入りが少し遅くなりましたが、京都は何処も秋冬物が発表になっていて、和雑貨を扱う仕入れ先においては、来年の干支になる「巳のお正月飾り」が発表になっていましてね~
【令和7年の「巳年」のお正月飾りが発表になる】
その商品を見たときに、“そんなに急がなくてもいいのに~”と、冷めた気持ちで見てしまいました。
だって、ゴールデンウィークは終って一月も経たないのに、焦点が合わないと言いたいところでしたが、その会社なりの戦略があるのでしょう。
考えられることは、物作りをするメーカーさんの先では、コロナ禍で内職してもらっていた人達が収入を得るために別の仕事に移った人が少なくなく、人手が足りなくなり納期に間に合わないという苦い経験から、制作に時間がかかることを見込んで、発表が早くなっているのかもしれません。
実はきもの関係でもコロナ禍の影響を受けて職人さんが少なくなっていて、納期が遅れるということが起きていているんですね~
そのような苦い経験から、9月に発表となるクリスマス関係の帯やきものが、6月に発表となり、何処もこれまでとは違った対応に変わってきていることに驚いた次第です。
いくつか冬物を注文してまいりましたが、ここでもピントを合わせるのに少し時間がかかりました。
そのことに加えて、なんでかんでも仕入れ原価が値上がりしていて、店の定番商品となる和装小物も値上がりしていて、販売価格を訂正しないといけない事態になってまいりました。
考えさせられるところがいろいろあります。
これらのことから、和雑貨もきもの関係の商品も注文生産に変りつつあり、仕入先の発表の場があったら、そこで商品を確保していかないと、その後に欲しいと言っても対応できない状態になりつつあります。
【むじゃ鬼さんと再会】
例えばこのような単価の小さな創作品も目に触れたときに仕入れておかないと、次がないといえる時代になっています。
店で評判のいい信楽焼の「むじゃ鬼」をいただきましたが、その作家さんが「ねこの香立て」を新しく発表していたので、注文を入れさせていただきました。
【ねこの香立て】
こちらの商品になりますが、存在感があって置物としても使っていただける香立てとなります。
ねこちゃんの目を見ていたら私に語りかけてくるところがあり、「茶トラ」と「ギントラ」を用意しました。
こんな感じで仕入先を尋ねた先々で、店に置いてみたいと思う商品に出会えば注文を入れるようにしていますが、きものや帯は単価が高いこともあって悩んでしまいます。
仕入れ係としては店の明暗を分けるだけにセンスが問われていて、今日は悩ましい一日だったかもしれません。
それではこれにて・・・
お休みなさい。