県外の方から譲っていただいた「文化人形三姉妹」と古ちりめんの「きもの生地」

文化人形三姉妹/県外の方から譲り受けた古ちりめんの人形 ちりめん細工

店のことをもっと多くの方に知ってもらいたい。そのような動機から始めたブログも足かけ20年となりました。

毎日ブログ投稿することで、ブログを始める前と今では、全国から商品の注文やサービスをいただけるまでになり、こうして変らず商いが続けられるのもネットのお陰かと思えるところがあります。

 

その問い合わせの一つ一つが、“井の中の蛙”だった私に、見知らぬ人との出会いは、一期一会の感動を呼び寄せるものとなっていて、どれだけ勇気と元気をいただけたことか・・・。

 

それが最近では私が書いたブログ記事がヤフーニュースに採り上げられることがあるみたいで、昨日の京都出張で、仕入先で出会ったきもの専門店の女性の方から、「ヤフーニュースから頻繁にトップページに出ているふくしまさんではないですか?」と、お声を掛けられましてね~

 

一度もお話しをさせていただいたことのない方だったので驚きました。

 

時々、そのような声をお客様から頂くことがありますが、私がヤフーニュースを見ることがないので、最初は何を言っていることなのかサッパリ分からなくてね~

そればかりか何故採り上げられるのかも分からないままにいて、私の知らないところで不思議なことが起きているようです。

 

その方は女性経営者かと思われますが、ご名刺までいただいて恐縮している次第です。

 

そのような出来事があった後の開店間際の事。

クロネコさんが小さな荷物を手にして、店内の入って来ましてね~

 

差出人を見ると、見覚えのあるお名前の方で、「まさか!」と思って荷を広げてみると、お手紙付のお細工物がいくつか入っていて、新潟県長岡市の「Y」であることが分かりました。

 

その方は14年近く前に、偶然にこのブログを見ることとなり、元気をいただけたみたいなんですが~

そのことがご縁で毎晩私のブログを見るようになり、その御礼にと、ご自身が作ったちりめん細工の創作物を店で使っていただけたらとプレゼントされましてね~

 

新潟県の長岡市から届いて小さな荷物が、その方の心と店を繫ぐかけがえのないものへと変っていて、時に新米を届けてくださった年もあったりして、店の応援団員みたいにして見守ってくださっていた年上のお姉さんといえる方でした。

 

それが数年ご無沙汰していましたが、再び荷物が届いてビックリさせられました。

 

【文化人形・三姉妹】

 

 

文化人形三姉妹/県外の方から譲り受けた古ちりめんの人形

文化人形三姉妹/県外の方から譲り受けた古ちりめんの人形

 

中を広げてみたら、古いきもの生地から作られて「文化人形」が入っていて、その横に直筆のお手紙が添えてあり、毎月「あ・うん」を届けてくれていて、その御礼にと、一番大きな人形を届けてくれたんですね~

 

一番左端の小さな人形は、10年近く前に店で使っていただけたらと贈られ来たもので、その他のお細工物は今朝届けられたものです。

 

 

【身長30㎝余りの古ちりめん文化人形」

 

 

身長が約30㎝くらいの古ちりめん文化人形

身長が約30㎝くらいの古ちりめん文化人形

 

こちらの30㎝近くある文化人形は東京の人形学校の先生から昨年いただいたものだそうで、私が死んだらゴミになるのかと思ったら、この店で生かしていただけたらと思うところがあったようです。

 

そのことを裏付けるかのように、これまで大切にしていて古ちりめんのきもの生地がいくつか入っていまして、それも私が譲りうけたんですね~

 

【古いきもの生地が店の届く】

 

 

県外の方から分けていただいて古ちりめんの「きもの生地」

県外の方から分けていただいて古ちりめんの「きもの生地」

 

この古布がこちらに並ぶきもの生地で、白地のオシドリ模様は絽の小紋なんですね~

素晴らしいと思いません。

 

「Y」さんは76才になられていて、持病があって、大好きなちりめん細工が出来なくなってそうです。

荷物が届いてからお電話で少し話をさせていただいたのですが、どうしてここまで心を尽くしてくださるのか良く分かりません。

 

本当に有難く思っています。

 

このような出会いをいただけたのもブログのお陰で、形は違いますがこうした出会いをこれまで多くの方からいただいたまいりました。

 

言葉の使い方が間違っているかもしれないが「一期一会」の出会いと言えるのかもしれません。

 

これまでに多くの人達から暖かなお気持ちを沢山いただいて、もっと頑張らなくてならないと、私の背中を押していただいているのかもしれません。

 

現実は筋書き通りには進みませんが、心を折らすことなくこれたのもこの店のことを知るお客様のお陰です。

 

「Y」様、ありがとうございました。

大切にして使わせていただきます。

 

取り留めのない記事となりましたが、今日の記事とさせていただきます。

ではこれにて・・・
お休みなさい。

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