初春の装いを宝尽くし刺繍帯と白茶色の小紋で整える

着物の着こなし/コーディネート

【店主の呟き】

3日降り続いた雨が夕方になって降り止んで少しホッとさせられました。

着物の丸洗いやシミ抜きの仕事を終えたお預かり品が棚の中から入りきらない量の着物や襦袢がありますが、この雨を嫌ってか誰一人として取りにいらしていません。

それは暇な店であることを示していて、店は私一人とあって、これから先のことを考える時間をタップリ頂くことができました。

例えば◆今年最後の一月をいかにして販売力強化を図ったらいいのか?

◆クリスマスパーティーを盛り上げるためになにをどうしたらいいのか?

◆古布を活かして作ったお雛さん木目込み人形をいつの時点から発表したらいいのか?

◆初売りをビジネスチャンスと捉えてお得な商品の提案が出来ないものか?

◆1月17日に長女が務めている小学校で加賀友禅の話をすることになっているが、どのような話をしたらいいのか?

◆来年も「つつみの日」があるが、この日を店の強みとして生かすにはどうしたらいいのか?

◆これまでと違った切り口で入学式の装い提案ができないものか?

他にも考えていることが沢山あって、ホットコーヒーを何杯もすすりながらプランニングをしてみると、12月2日(月)の京都出張が重要なターニングポイントになることが分かり、物事をどう運んだらいいかを考える一日となりました。

というのは、何か新しいことを取り組もうと思ったら、仕入先との打ち合わせや、時には仕入れが必用となる場合もあって、それも品揃えを考えたときに、仕入先が在庫にしていないことが考えられるもので、ある程度余裕を持って段取りをしないと、販促が組めない時代になっているんですね~

ホームページに情報の掲載も筆代だし、店の情報紙にも新しい取り組みを似せなくてはならないために、12月の京都出張は来年の店作りに必用とする材料を確認して歩く日となりそうです。

それは行き当たりばったりでは何も出来ないことを意味していて、これから先もアイディア勝負だと考えています。

そのアイディアをどう生かしていくのが私の仕事で、いろいろ考えている間に、いくつか新しいアイディアが思い浮かんで来て、それを現実に生かしきれるかを12月の京都出張で仕入先の担当者と相談してみるつもりでいます。

着物と云う業種は店で待っていてもなかなか仕事が入ってこない時代になっています。

一方で着物難民が溢れていることも確かで、攻めるというか情報を発信しながら店の強みをアピールしていくことが重要かと考えています。

こんな自分でもアイディア次第でまだまだ出来ることがある思っていて、それが私の役割でもあり仕事なんですね~

お先真っ暗に思える日もありますが、その日その日をこの投稿後にリセットして、明日という日に夢を膨らますようにしています。

再び雨がひどくなってまいりました。土砂降りです。
いつまで雨が続くのでしょう。

考えることに夢中になってまして、店内でディスプレ-しているコーディネートから「初春の装い」を紹介させていただきます。

【宝尽くしの刺繍で初春の装いをコーディネート】

初春の装い/絞り地の刺繍帯宝尽くし模様を白茶入り小紋に合わせる

これまでに何度か紹介させていただいていますが、初春の装いとなればお正月をイメージする松竹梅や鶴亀模様であったり、ここにアップさせていただいた「宝尽くし模様」のような吉祥模様が相応しいとさせています。

そのことを前提に白茶色の飛柄小紋を絞り地に宝尽くしの刺繍を刺繍した帯で組み合わせて初春の装いとさせていただきました。

宝尽くしの刺繍帯で着物コーディネート/初春の装い

付下げや訪問着といったフォーマル着ではありませんが、刺繍の宝尽くしの模様の帯と奥ゆかしさを秘めた白茶色の小紋から雅な装いを想像することが出来て、初春の装いとさせていただきました。

綺麗な着こなし方だと思いませんか?

心に響くところがあれば嬉しく思います。

それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

そして今日という日をリセットさせていただきます。

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