9月に入って日照時間が短く、よく雨が降ります。
今日も午後から雨模様。休日に人手が見込める行楽地かと思いますが、ここの所、日曜祭日になるとは雨が降って客足が少ないのでは・・・
それとは裏腹に大型ショッピングセンターには多くの人が集まっていることを聞いていますが、どのような天候であったも私の店は休日になるとお客様が少なくてマインドが下がります。
そこでここしばらくできなかった店の模様替えをしてみることに・・・
気持ちが一新できて、「これから今から」と、湧き上がる期待感があります。
しかし、出来上がった売り場は個性的な商品ばかり。
その中から一品紹介してみたいと思います。
牛首紬を染めた小紋に風変りな紬八寸帯とのコラボ。
若い年代層を意識してコーディネートしたものですが可愛いと思いませんか?
帯〆と帯揚げを入れてみました。
淡い色合いに深めの色を入れるとメリハリが出てまとまりが出たかと思っています。
牛首紬に染めた花模様と色がおしゃれで、合わせた帯に浮き出たドットが気になるのではないでしょうか?
これは真綿糸を黄色や赤に染めたものを浮き上がらせて織り込んだもので、特殊な技を持って帯の柄としたものなんですよ。
ドットはお太鼓と腹の部分にあり、帯事態とても軽くて張りもあって一度締めたら緩みがこない帯かと思っています。
市場に少ない風変りな帯で、個性的なのに素直な帯と言えるかもしれません。
さりげなく締めていただいたら、見る人の目はどうなっているのか不思議に思われるかもしれませんね。
でも、主役はやはり、この牛首紬の味のある模様と色ではないでしょうか?
秋を充分満喫できる正統派のおしゃれ着として、充分楽しんでいただけるコーディネートだと考えています。
このような感じでマニアックな着物コーディネートの数々が店内に並び、一人で満足している私ですが、私の感性と似た人が店にお越しになられているかと言いますと疑問符が付きます。
単に私が好きなだけで、いつかキット新しい風が吹くのではないかと信じて楽しい提案をしていますが、興味をお持ちであれば、是非一度店を覗いてみてください。
そんなお客様と時間を忘れて着物談議をしたいものですね。
それではこれにて・・・
お休みなさい。