今日は9月20日の土曜日。昨日から秋を思わせる風が吹いていまして、幾分か暑さが和らいだ気が致します。
「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、地球の中にある自然の時計って凄いな~ って思っています。
そろそろ夏物から単衣物のの装いへと切替えてみてもいいかもしれませんね。
気候と店内の品揃えが合っていないこともあって、肌感覚で感じ取れる秋を待ち望んでいます。
いつものことながらシーズンの始まりに苦労させられています。
着物も洋装と同じく訪れた季節によって、着る着物の獣類が違っていて、寒い季節は着物に裏地が付いた袷のきものになります。
生地が2枚重なっていて肉厚となり重たく感じるかもしれないが。寒い季節に対応する着物だと思ってください。
それが10月の中旬頃から4月の月末頃までの間に着ていただける着物になります。
そして裏地が付かない着物を単衣といいますが、この単衣には真夏に対応した着物と、ゴールデンウィークから10月末日のまでの期間から盛夏となる季節を除いた期間の単衣時期とに分けられます。
盛夏時期の着物は通気性のある生地を用いてて、それ故に透ける素材のものが多く着物が軽いのも特徴です。
そして5月や10月頃の単衣は、夏物のような透け感のある生地は少なく、生地にシャリ感のあるものももありますが、裏地が付かなくても生地に張りがあってサラッとしたものがふさわしいとされています。
このように準備された小紋が一年中着られるものではなく、衣替えのことを考えると、3種類の小紋がタンスにあると、いつでも着物が着られることとなります。
現場でお客様と接客していまして、新しく着物を買い替える方でカジュアル着と用意されるしたら、袷の小紋、単衣時期の紬が木綿の着物、そして夏は夏着物として着られる浴衣で季節の移り変わりに対応していらっしゃる感じが致します。
特に近年は地球温暖化の影響を受けて単衣時期が長くなっていることから、単衣物の着物を用意される方が増えています。
【単衣の着物を着こなす】

こちらの二組の着物コーディネートは5月6月、9月10月に対応する単衣物の着こなしとなるなるもので、手前はお茶席のも対応することができるセミフォーマルっぽい着こなしとなります。
合せた袋帯も単衣物に対応することができる、軽くてシャリ感のある織り方をした帯で合わせています。
無地感の着物なので、幅広い場に対応することができるでしょう。
その奥は藍染めで糸を染めてから織った夏牛首紬の縞柄を知念貞夫さんの琉球紅型の帯で合せたもので、模様は竹にふくら雀の六通柄の染帯になります。
こちらはカジュアル感のあるもので、気の合ったお友達と観劇やランチなどして着物で一日を過ごすことのできるコーディネートかと思っています。
秋の単衣シーズンはこれからです。
いかに快適に過ごせるかが着こなしのポイントになるので、私の店で宜しければいつでも相談ください。
そして今日は新しくなった我家に孫6人が泊まりに来ます。
すでに来ているみたいで、長女が纏めてくれる事になったいるので安心ですが、今晩は一人の生活から8人の生活になるので賑やかになることでしょう。
今晩はカレーを作ると云っていたので、早めに仕事を切り上げて皆で夕食を共にしたいと思っています。
なので投稿を早めました。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







