この土日は店番をしながら東京展の準備をしていて思うことは、お客様から着物の洗いや半衿の取付け相談を頂くことがあっても、新しく着物を準備したいとの相談が少なくなっていることに、年々業界が小さくなって行く要因がここにあると気付かされます。
なので小さな商圏で商いを続けることが難しくなっていて、販路を広げていく取り組みを考えていかないと呉服店としての経営が難しくなっていると言えるでしょう。
私は20年近く前から、きもの業界がこのような現状に向っていくことを薄々感じていて、当時自分には無縁だと思っていたインターネットを商工会のススメでブログを始めたことが大きな力に成長していったのではないかと考えております。
現在は娘も店を手伝ってくれていて、Instagramとブログを核に店の情報を出して、新しいお客様との繋がりを持つことが出来るまでになりました。
中でも関東方面から問い合わせが多くありまして、遠く離れた距離を埋められないかと、2年前の5月に東京で展示会を開いたことが、今になって思うと新しい扉を開いたことに繋がったのかもしれません。
初めて東京で展示会をしたときは、沢山のお客様にお越し頂くことができて盛況に終わる事ができました。
そこから東京展が始って、今回で4回目を迎える訳ですが、回数を重ねるごとに集客が難しくなっていて、ここしばらくはSNSでの呼び掛けに力を注いでいるところです。
考えてみると、地元でなはいよそ者が県外から来て開く展示会となるもので、多くのお客様から来場の約束をいただいている訳でもなく無鉄砲な取り組みと云えます。
きもの愛好家の目線からすれば、
「どんな店なんだろう・・・」
「どのような商品が並ぶのだろう」
「お値段やお店の人の見立ては大丈夫なのか?」
消費者側からしたら不透明なところがあるだけでに、SNSでできるだけ多くの情報を出すことで、少しでもクリアーにならないかと映像と言葉をSNSを通して”見える化”を図るようにしています。
【東京でお会い致しましょう】

東京での開催は
時:11月14日(金)と15日(土)の二日間となります
所:東京都中央区日本橋富沢町5-3 一文(株)ビルの2階
渋谷線・浅草線の人形町駅「A4番出口」より徒歩3分の右側にあるビルになります。
この手書きのポスターをビルの入口に張り出していますので、そこから入ってエレベーターで2階で上がっていただけたら、そこが当店の展示会場となります。
商品構成は、店の商品と地元の牛首紬、京都の野口さんの着物と帯、東京竺仙さんの江戸小紋を軸に帯締め帯揚げ、防寒草履やカジュアル草履、帯留め、加賀染め足袋やいろ足袋など、和装小物も出品させていただきます。
【扇面に吹き寄せの柄の小紋】

【宝尽くし模様の付下げ/上前の柄】

画像に映っていたのはこちらの商品で、茶席にお召いただける小紋と付下げかと思っています。
今回は付下げをいつもより多く出品させていただきます。
娘と東京へ向いますのでお時間が許すようであれば足を運んでみてください。
では、今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







