こだわりの桔梗柄の刺繍帯・そして№146号の「あ・うん」が仕上がりました

 いつの季節に戻ったのかと、考えてしまうくらいに寒い日になりました。

たまらず暖房を入れましたが、節電が社会問題になっている中で、私の取った行動はイエローカードかもしれません。

 

こんなに寒いのだったら、厚着をしてくれば良かったと反省しています。

 

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今日の投稿ですが、ゴージャスな桔梗柄の帯を紹介してみます。

 

 

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映像でアップした帯がその桔梗柄の帯で、単衣用の小紋に合わせてみました。

 

帯の柄はずべて刺繍されたもので、5月の下旬頃から10月の上旬頃までの期間、附け下げや無地、小紋などに締めていただける名古屋帯です。

 

見てのとおり、帯にボリュームがあることから、柄と柄の組み合わせにならないこに気を付けいただければ、帯が映えて素敵な着こなしになることでしょう。

 

お茶席の場などにお締めになられたら素敵でしょうね~

 

染でもない、織りでもない、作り手のこだわりを感じさせる一品で、季節を充分楽しむことができるのではないでしょうか。

 

 

昨日「続けることの意味」を記事のしましたが、ブログの他にこだわりを持っているものが季節の情報紙「あ・うん」があります。

 

このブログでも幾度となく登場しては、編集に当たっての口説きが顔を覗かせますが、今月もなんとか仕上げることができました。

 

 

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今回で146号です。

 

この情報紙を作ったからといって売り上げに結びつくものではありませんが、お客様にはなにかと勉強になると喜んでいただいております。

 

その喜びの声が聞きたくて、こうして続けること12年あまり過ぎようとしています。

 

昨日の記事の続きになりますが、妻の亡き後、止めてしまおかといと思った時期があり、半年近く中断していました。

 

その時に、失った力を感じるところがあり、政策に関わっていた妻の後を引き継ぎ今に至っています。

今では店作りの骨組みとなり、お客様とのコミュニケーションツールにもなっていて、続けることの意味を知らされています。

 

こうしたサービスは、数字に表れないだけに判断を鈍らしますが、一つだけハッキリ言えることは内面から湧き上がる力になっていることだけは確かです。

 

着物業界は厳しい社会情勢の中で仕事を続けています。

規模の縮小、経費削減、そして、新たなビジネスを模索しながら耐えているのが実情で、中には本来の仕事を見失っている店も少なくないと聞いています。

 

私には何が正しい事なのかは解りませんが、夢を唱えていても何も変わらない現実を突きつけられていることだけは事実です。

 

そんな時代の中で、諦めない力が求められるのではないでしょうか。

そしてその力は、日々の仕事の中で試すことができます。

面倒な事、辛いことを自らチャレンジし、そして、続けることでその先にある信用が産み出されるのだと信じています。

 

どんなに時間がかかろうとも、信じる先には未来があり喜びに変わる日が必ず存在する。

私にはまだまだその領域には至っていませんが、粘り強くなったことだけは確かです。

 

こんな小さな店でも夢を諦めないでいられるのは、出会いがあったお客様の笑顔があるからで、確かなものを見つけ出すためにも続けることを諦めることはないでしょう。

 

つい先程、愛知県の方から帯の注文をいただきました。

初めてのお客様です。

本当に有難くて、天にも昇る気持ちでいます。

 

この出会いがブログを続けてきて良かったと喜びに変わる瞬間で、充分過ぎるくらいに続けている意味を教えられています。

 

ありがとうございました。

 

迷路に迷い込んだり、天にも昇ったりして忙しいことですが、こうして続いている5月11日の投稿を終わらせていただきます。

 

それでは、お休みなさい。

 

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