◆
浴衣の売り場も整い、それに新しい週が始まったこともあって、エンジン全開で店の情報紙「あ・うん」を持って外回り。
お客様宅にお配りするわけですが、車の中は窓を開けていても暑くてね~
いつもの5月に戻ったみたいです。
これで夏物情報もピントが合うようになったのではないでしょうか・・・。
そこで今日はお若い人に提案したい、おしゃれな浴衣コーディネートです。
それも私が考えるコーディネート。
若いという定義は人それぞれに違いがあると思いますが、20代から30代後半くらいまでの年齢を想像し、帯と下駄を合わせてみました。
単色の浴衣地だけに地味な感じに映るかもしれませんが、模様が大きく白抜きでハッキリしていることから、お若い人でも充分着こなせると思います。
しかし、お若い人には少し色が足りないかもしれませんね。
なので、浴衣帯と下駄に色をいれてコーディネートしてみること、これがなかなかおしゃれではありませんか。
色がうるさくなくて、スッキリした感じがとても素敵です。
大人の味がするでしょ・・・。
映像を大きくしてみました。
浴衣地は少しグリーンがかった紺地で、細くてクロい線が縞柄になっています。
染めは絞りを引き伸ばしたかのような 鹿子(かのこ)が繋がった曲線で描かれていて、優しさも演出してくれています。
素材は綿70%・麻30%になっていて、素肌に優しい風合いは夏の蒸し暑さを心地よく包んでくれることでしょう・・・。
お値段は¥31、500の品になります。(メーカーは三勝つです)
そこに、レモン色が入った博多織りの紗の帯。
地紋の水玉とかき氷色は夏の涼しさを引き寄せ、可愛い乙女心をくすぐるのではないでしょうか。
それに、シルク素材でメッシュのように織られた帯は通気性も抜群。
お値段は¥24、150の品 (メーカーはにしむた織物)
そして最後にピンクに鱗柄の鼻緒が付いた下駄。
白地とのバランスが絶妙で、大人のピンクと言えるのではないかな~
台はとても軽い桐を使っていて、鼻緒の面も広いことから長時間履いていても、足の痛みが襲うことはないでしょう。
お値段は¥8、400の品 (メーカーは和装庵)
これでバッチリ夏のお出かけ着が揃いました。
いかがでしたか?
最近の流行りものと違って、けばけばしくなく爽やかさを感じていただけたのではないでしょうか。
早い時期に売約になりそうなので、気になる方はずぐにご連絡ください。
今朝も県外から浴衣のご注文をいただきまして、とても光栄に思っています。
その方は昨年寝台特急で店までお越しになられた方で、リピーターとも言えるお客様です。
私が夢見る店作りの形がそこにはあって、喜んでいるしだいです。
今回は竺仙さんの協力で、お客様のご指定の柄を 新たに一反染めていただけることになりましてね~
その対応に感謝していますが、お客様もとてもご満足していただけたようで、私も一緒になって喜んでいます。
一人のお客様の為に染める浴衣が存在するなんて素敵な話でしょう。
お客様からは注文品の浴衣地に浴衣帯も是非合わせて欲しいとのご相談もいただいて、とても有難く思っています。
量販店ではできない店のサービスが光った出来事でした。
竺仙さん・・・
ありがとうございました。
それでは今日はこれにて閉じることに致します。
お休みなさい。