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このブログがご縁で、お買い物をいただいたお客様からの着物相談を今日の記事にしてみたいと思います。
ご相談者は南九州にお住まいで、東京の大学に通うお嬢様とは東京の展示会で2度お目にかかったことがありますが、お母様とはお電話で話しをするだけでお顔を拝見したことはありません。
そのお母様から今月の4日に電話がありましてね~
ご用件は、他店で求めたお嬢様の着物を年内に仕立ててもらえないかとのご相談です。
年内の仕立てとなると厳しい状況ではありましたが、私の店を頼ってご相談をいただいたことがとても嬉しくてお受けすることにしたのです。
数日後、お嬢様の小紋と長襦袢が店に届き、ご寸法のことでお電話を入れると、着物に合う細帯を見立ててもらえないかと言われ、このブログからご紹介する運びとなりました。
送られてきた着物に細帯(小袋)を合わせてみたので、皆さんもご一緒にご覧になってください。
お嬢様の着物は紫地の大正浪漫っぽい小紋です。
年代幅の広いおしゃれな着物ですが、お嬢様の年齢を考え映像に映る5品を選んでみました。
ポイントは着物の地色に吸い込まれない色合いであることと、着物の柄と帯の模様とが喧嘩しないこと。そして若さを出すことです。
中でもこの3点がお嬢様に似合うのではないかと思い、画像を大きくしてみました。
どの品も博多織りの細帯です。
これから先はお客様とお電話でご相談したいと考えていますが、貴女でしたらどの品がお似合いだと思われますか?
馴染みのお客様だと好みがある程度解るもので、ご提案がしやすいのですが、今回のように「私のセンスにまかせる」なんてことを言われるととても責任が重くてね~
それに時間もないこともあって、このブログを利用させていただきました。
ただ今古布の人形展をしていることもあり、今日はこの「豆桃雛」をご紹介させていただきます。
幼い顔が心を癒してくれるお雛様です。
特に女の子も古布が赤の鹿の子絞りで可愛いでしょ・・・
サイズは(男雛)巾9×奥4×高さ15㎝
(女雛)巾4×奥3×高さ12㎝
(塗台)巾30×奥24㎝
今回の人形展はご案内が行き届いていないのかお客様が少なくて頭を抱えています。
それに加え、お天気が最悪で、風や雪が止んでくれないかと祈るばかりです。
今年の8月以降、不振が続いているだけに頑張らなくてはいけないのですが・・・。
何事も思うようになりませんが、これが現実だと割り切って夢を投げ出さないようにしないといけませんね。
外は空気が氷のように張り詰めた冷気を感じます。
風邪をひいている方も少なくないかと思いますが、暖をとってお休みください。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







