ウールの着物合わせた薔薇の花の帯・そして「福寿草」の花

 お客様の来客が少なくて心が穏やかではありません。

店で提案している「ウール特集」も反響が今ひとつで、思い通りにならないことを改めて感じています。

 

私の提案力が足りないのかもしれませんね。

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そこで今日は手織りウールに薔薇の柄の八寸名古屋帯をコーディネートしてみました。

 

普通だと半幅帯を合わせ気楽な装いをなさるのでしょうが、簡単な街着の装いになるよう名古屋帯をあてがってみました。

 

黒地の薔薇の帯がポイントとなり、ウールを身につけいるとは思えない小洒落た着こなしになるものです。

 

特に足元が悪い日や、雨や雪が降りそうな日には、ウールという素材は重宝するのではないでしょうか・・・。

 

私の店からの提案です。

 

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そして154号の「あ・うん」が仕上がりました。

今回も構成の手こずりましたがお客様の生活に役立つ情報を書くことができたかと思っています。

 

13年近く続けてきたサービスではありますが、結果がすぐに経営に現れないだけに、続けることの意味を見失いそうな時があります。

 

しかし、お客様の生活に役立つという視点から考えてみれば、物売りばかりが店の役割ではありません。

 

そのようなことを呟きながら154号まで来ました。

そんな自分を褒めてやりたいと思います。

 

話題は変わりますが、一月の花に「福寿草」(ふくじゅそう)があります。

元日草(かんじつそう)、朔日草(ついたちそう)とも呼ばれ、ませにお正月の花です。

 

南天に合わせて寄せ植えされると、「難を転じて福となす」という語呂合わせになることはご存知かと思います。

 

その「福寿草」の花言葉は、〈悲しき思い出〉・〈永久の幸福〉・〈回想〉・〈思い出〉・〈幸福を招く〉・〈祝福〉だそうです。

 

或る本に違う視点で「福寿草」のことが書いてあったのでご紹介させていただきます。

 

人生には「五福」「と言って、五つの福があるとされていました。

 ・長寿 (寿命が長いこと)

 ・富貴 (財産に不自由なく、その人の地位が尊ばれていること)

 ・康寧 (身体は健康、心は安定していて穏やかなこと)

 ・好徳 (好んで徳を積むことができること)

 ・善終 (臨終を迎えるときに、心残りなく、安心して現世を離れることができること)です。

 

そして「寿」という言葉には、それらの福を言葉で祝う意味があります。

 

花の少ない一月という時期に、鮮やかな黄金色の花を咲かせてくれるのが福寿草、そんな小さな花に人々はたくさんの思いを託したのでしょう。

                  - 美人の日本語より -

 

実に響きのいい花です。

 

季節を楽しむ情報紙に、この話題を書くことができなかったものでここに紹介させていただきましたが、店の奥にはさまざまな本が所狭しと並んでいます。

 

その本の中から季節に合った話題を参考にして「あ・うん」を構成していて、私自身も勉強になることが多く、良い意味で副作用を及ぼしているようです。

 

何をしても自分に跳ね返る行為、無駄なものは何一つないのかもしれませんね。

そこに続けることの尊さがあると信じたいものです。

 

それでは今日はこの辺りで閉じることに致します。

お休みなさい。

  

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