◆
ジメジメと湿度の高い、不快な日です。
梅雨の前触れでしょう・・・
この雨で草花は喜んでいることでしょう。
こんな日は静かなクラッシック音楽が似合います。
そうだな~・・・
美術館などで、美しい芸術作品に触れ、雨に潤いを見せる緑の木々を窓越しにカフェを飲みながら、幸せの時間に包まれる・・・なんて、いいでしょうね~
競争という時間の中にいると、時間が止まったような風景やわずらわしさを取り払ってくれる空間に憧れを持ちます。
心穏やかにできる環境に身を置くことができない現実がありますが、燃える心はシトシト降る雨に冷まされたかのように、静かな時間を刻んで行った一日でした。
和傘を手にし、夏の装いで観劇や美術館巡りも、スイッチをオフにした休暇の過ごし方。
そのような装いに、藍一色の夏小紋にポイント柄に鉄線柄の夏帯をコーディネートしてみました。
涼しげな色合いが涼しさを呼び、夏のひと時を和モードへと引き寄せてくれることでしょう・・・
夏は暑さとの戦いになるかもしれませんは、涼しそうに着こなすのがおしゃれのコツ。
そして、季節に合った模様を身に着けることは、基本的な装い術です。
その意味では、鉄線の模様は夏に草花の代表的な花と言えるでしょう・・・
こちらの帯は、絽の塩瀬帯に染と刺繍を加えた職人の技が凝縮された品です。
刺繍は花模様と緑の葉の部分で、光と影の刺繍が立体感を生み出し、お花が持つ優しさが伝わってまいります。
この帯には力があるので、軽い附け下げにも合わせていただけるでしょう。
どうか参考にしてください。
閉店間際のことです。
娘が父の日だと言ってケーキを買って来てくれましてね~
明日が父の日であることを完全に忘れていたこともあり、驚きを隠しきれませんでした。
ちょうどその時、お客様がお越しになられていて、メロンケーキをおすそ分けしてティータイム。
お客様は学校の先生で、同業の娘と会話が弾んでいました。
和やかな時の中で、美味しくいただくことができましたが、改めてこの写真の目をやると、子供たちには何もしてあげられない父親で、そればかりか、重荷になっているところもあるのではないかと思うところもあり、心が締めつけられます。
娘が提げた大人の七夕飾り。
「楽しい夏休みが過ごせますように」
閉店後、この願いを目にした私は、計画している北海道旅行が頭をよぎりました。
仕事のことは忘れないといけませんね。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







