◆
照りつける太陽は影を潜め、ほんのわずか大地を濡らす程度に雨が降ってくれました。
昨日とは比べ物にならないくらい気温も下がってくれましたが、それでも30度越え。
蒸し暑さが残っていますが、少しばかり秋の気配を感じる一日です。
それでも祭りの後の静けさはいまだに続いていて、今日も静かな一日でした。
気持ちが腐りそうになりますが、ここは我慢であることを言い聞かせ、秋の和雑貨を売り場に出すなどして、秋商戦に向けての準備を進めているところです。
それでは投稿です。
新しい礼装用の刺繍半衿が店に届いたもので、今日はその襟を幾つかご紹介してみましょう・・・
黒留袖の合わせる半衿は、塩瀬の白無地で充分対応できますが、ご家族にとっては人生の節目ともなるビックイベントです。
より華やかにその時を迎えたいとお考えに方には、刺繍の半衿を使ってみてはいかがかと思います。
例えば鶴が舞い上がる刺繍衿なんか素敵だと思いませんか?
お顔をVゾーンで囲む位置にこの衿が出るだけに、華やかさが増すことでしょう・・・
こちらは宝尽くし模様です。
金糸多く使った衿は、こんなにもゴージャスです。
他にもこのような刺繍衿がありますが、黒留袖に合わせるとなれば、吉祥模様といってお目出度い模様をあてがうのが基本で、刺繍糸も金銀か白が正装といえるでしょう。
是非参考にしてみてください。
秋が近づき始めると、本能が目覚めたかのように秋色の着物や帯に引き付けられます。
このワイン色の紬の無地もその一つで、秋のロケーションが目に浮かぶんだな~
ススキが生い茂る人里離れた古民家暮らし・・・
懐かしい友たちが尋ねてくる日には、素朴な味を織りなす紬で迎えたいものです。
それも秋色に染まる着物で・・・
玄関には秋の七草を生け、ダイニングキッチンには朝から仕込んだ手料理とワインで、時間を忘れ語り明かしたい。
私には月夜と着物が繋がるんだな~
職業病かもしてないが、深い色の着物は秋を語ってくれます。
残暑が厳しい時期ですが、そろそろ秋をイメージしてみるのも悪くないかもしれませんね。
秋の単衣ものの会は24日土曜日まで開催しているので、近ずく秋を味わってみてください。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。