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久し振りに青空が広がり気持ちのいい天気になりました。
その陽気のせいか、店に活気が戻り、とても忙しい日でした。
そんな午後に、私が待っていたお客様からの手紙が届きました。 そのお手紙は私のブログを見て頂いている方からのもので、数日前の土曜日にお電話できもの相談をもらっていた人です。
大分県の方で、私のコーディネートがとても気に入っていて、近ければ着物相談に伺いたいのだが、それが叶わない中で、
お子様の入学式に着る着物に帯締め帯揚げなどの小物を見立ててもらうことが出来ないかという相談でした。
とても光栄な話です。
過去にもそのようなご相談をいただいたことがあるので、着物と帯の写真をメールしていただければ、私の店から提案することが可能ですが・・・
そのようなことを相手様に話をすると、写真をパソコンにアップする方法が解らないので、着物と帯の写真を現像して送るので、その写真を見て提案くださいませんか・・・とのことでした。
こんなちっぽけな店でも、頼りにしてくださる方がいると思うと嬉しくて、出来る限りのことを尽くしたいと申し上げました。
そして、お手紙が大分県から速達で届きました。
封を開くと、春を感じる便箋3枚にスナップ写真が4枚入っていました。
心温まる手書き文字から伝わる着物への憧れと、子を想う気持ち。
写真の中には数年前に撮った、着物姿の顔写真も入って、私が請け負った仕事の重さのようなものを感じました。
そこで今日は、この方の了解をいただき、このブログでアップすることにしました。
受け取った写真は薄い若草色系統の訪問着で、模様は花車に枝垂れ桜という古典柄、そして帯も丸紋の古典柄で留袖にも締めれる柄です。
お写真をアップすることは出来ませんが、着物と帯に相通ずる色、オレンジ色系の朱の色が・・・
そこで、金彩の華やかさが増す、この写真の色の重ね衿を提案したいと考えています。
お値段は¥8400
帯揚げはこの3種類、桜柄を絞った色違いと、宝尽くしの刺しゅうがはいっているてボカシ系・・・
色のキーワードは春のオレンジ寄りのピンク系か、若草色系の色が少し入ったものを見立てました。
お値段は桜柄が¥21、000
宝尽くしが¥14、700
帯締めはこの3種類を選んでみました。
上段から¥14、700
中段が¥12、600
下段が¥25、200
お話を聞いてみると、現在はショートヘアーだと話されていたもので、私が勝手に提案しているものです。
お値段は¥4、515のお品です。
そして、手提げバッグですが、現在持っているバッグが小さいと話されていたもので、少し大きめのバッグもご紹介させていただきました。
左のピンク系の組み紐タイプ・・・¥63、000 (幅24㎝×マチ9㎝)
中央奥は・・・
¥34、650 (28㎝×12㎝)
右の七宝柄は・・・¥47、250
(25㎝×13㎝)
いずれもシルク素材です。
他にも違う品がありますが、ご相談者の着物にはこれらの品が合うのではないかと考えてアップしてみました。
バッグは趣向品だけに好き嫌いがあるかもしれませんね。
ご相談者が最も揃えたいと考えているのは、帯締めと帯揚げ、そして重ね衿のようですが、参考になればと考えてコーディネートの提案をしてみました。
手元に着物がないので、肉眼で確かめることが出来ないのが残念ですが、柔らかな日差しに包まれた春をイメージして組み立ててみました。
参考にして考えて頂けると幸いに思いますが、私が提案する小物を先方の方はどのように判断なさるでしょう・・・
その先はお電話で事を進めたいと考えています。
このようなケースの場合、お気に召さないようでしたら遠慮なさらずご不満な点をお話しくださいね。
さて、ブログを続けていると想定外のことがよく起こります。
今回のケースもその一つですが、頼りにされていると思うと本当に嬉しくて、自分の仕事の意味というものを実感しております。
そして、離れた土地の方に私の店は何が出来るのか・・・
そんなことを考えることが多くなってきました。
一つ一つクリアーしながら、ネットの世界を勉強していくのでしょうね~