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清々しい青空が顔を出したのもつかの間で午後から雨模様。
いったいどれだけ降れば気が済むのでしょう。
大地や草木、それに旬の野菜などにも充分な水が行き渡ったと思うんだがな~
今年の空は、本当に意地悪です。
秋晴れが恋しくてなりません。
店は京都からの荷物でごった返し、荒れた売り場に身を置くと心がせわしくなります。
それでも秋風は少しずつお客様を店に呼び込み、生活が秋モードに切り替わって来たことを感じ始めるようになってまいりました。
そんな中で、今日は三ッ身(三歳)女児の可愛い着物をコーディネートしたのでご覧ください。
準備したのは秋祭りや七五三、更には初詣などにお薦めしたいシルク地の仕立て上がり着物と長襦袢とそれに会わせる小物です。
画像が少し小さいですが、とても可愛いと思いませんか・・・
一つずつ説明させてください。
着物は地紋のある生地を無地染めにしたものを、たもと(袖)を振袖のように長く取って、身頃と袖に刺繍を加えたものです。
映像の色が青みがかっていますが、現品は紫系の色になります。
帯はシルクの白の兵児帯でコーディネートし、草履を赤の台に白地の刺繍鼻緒を添えてみました。
そして可愛さを最も引き出してくれるのが、このドット柄の被布コートです。
私はこちらの白を合わせてみました。
フランス製のシルク生地だそうで、これが可愛いだな~
髪飾りはショートヘアーでも髪の毛に止めやすいタイプもので見立ててみました。
つまみ細工のお花にあどけなさを感じていただけることでしょう・・・
長襦袢に付ける半衿にもこだわりを持ち、シルク素材にウサギと紙風船柄、そして小さく舞う花びらを刺繍し、メルヘンへの世界へと運び出してくれる品でコーディネート。
お子様も喜びでしょうね~
そして最後の決めは花びら巾着です。
どの色を合わせても可愛いと思いますが、この巾着を主役であるお子様に選んでもらってもいいかもしれませんね。
後は足袋があれば装いが整います。
赤い紅をつけ家族写真を撮ったら記念に残るでしょうね~
さて、話しは変わりますが、ある着物雑誌社から店の商品を載せてみないかとの電話が入りましてね~
突然のことで戸惑いましたが、考えてみると、広告というのは年に数度、地域にチラシを配布するくらいで他は何もしていません。
広告代理店からも、イベントやマップなどの制作に広告を載せてみないかとのお誘いがありますが、お断りしてまいりました。
しかし今回のお誘いは全国誌で、「美しいキモノ」から出る別冊だそうです。
ネットをしているお蔭で、全国から着物相談も入るようになったし、前向きに考えてみようかと思っているところです。
取りあえず保留にしましたが、枠が埋まってしまえば縁がなかったことになります。
さて、どうなることでしょう。
それでは今日はこれで終わりに致します。
お休みなさい。