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今日は秋物のカジュアルな下駄を紹介させていただきます。
カジュアルというからには、紬や小紋、又は、木綿の着物に合わせる履き物になりますが、浴衣に合わせる下駄とは一味違う性格の商品です。
下駄の表面が哀愁を誘う茶色の畳表で、遊心のある刺繍の鼻緒を合わせたもので、これがとってもおしゃれなんですね~
たかが履き物ですが、楽しい身分で外出ができるのではないでしょうか?
鼻緒は音符柄とパンダ。
どれも個性的ですが、他にはないオンリーワンの下駄と言えるでしょう。
下駄の高さは6㎝近くあって安定感も抜群です。
亡き妻が愛用していたタイプの下駄で、カジュアルな装いにおススメしたい一品です。
価格は税込み31,200円の品になります。
こちらは同じ下駄の台に、無地の組紐ですげ上げた商品となりますが、シンプルなところが魅力的かと思います。
刺繍が入っていないと、お値段もリーズナブルで税込28,000円となります。
そして草履っぽい形を臭わせたもので、カガトの高さは4,5㎝近くあるものです。
鼻緒はネコ顔とネコに足跡を刺繍したものです。
こちらも個性的ですがネコ好きな方におススメしたいですね~
お値段は29,160円となります。
これらの下駄には滑り止めのゴムが付いていて、使いこなすとゴムも擦り減ってまいります。
土台になっている木が顔を覗かせたら、ゴムの交換時期が来たと考えてください。
そのメンテナンスも承っているので一言付け加えておきます。
ベースの底のにあたる木が擦り減ると再生が難しいので注意してくださいね。
淡々と綴りましたが、お客様から「秋でも履けるの?」と、尋ねられることがありますが、茶系のタイプは単衣時期から、紅葉に季節が終わる頃までお履きいただける商品です。
勿論春先からもご仕様になれて、とても履きやすいのが特徴かと思いますが、豪雨の時は、畳表だけに水が沁みこむ危険性があるのでご注意ください。
秋物の履き物として品揃えしたものですが、エナメルた金銀糸を使ったものとは趣きが違って、おしゃれを楽しんでいただけることでしょう。
是非参考にしてください。
長い夏休みも終わろうとしていますが、すっかり秋の気配が漂っています。
だけど「まだ8月」という気持ちが残り、秋の切り替えができないのが私たちの生活かもしれません。
それも明日までで、9月に入ると秋の便りがメディアから届けられることでしょう。
小さな秋と共に、消費が加速することを願いつつ今日を閉じることに致します。
では、お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







