♥ 一雨ごとに寒さが増すこの頃で昨夜から急に寒くなったことを感じています。
今日も雨が降り寒さが身に応えているところで、そろそろ暖房器具の備えをしておいたほうがいいかもしれないと思わせる一日でした。
体育の日の祝日が入った3連休となりましたが、私の店は連休に弱くて来店客数の少なさに悩まされています。
各地でさまざまなイベントもありましたし、急激な寒さに厚手の洋服や冬支度に走った人も多かったのではないかと想像しておりますが、しかしながら、着物のメンテナンスやお子さんの着物の縫い上げなどの相談件数は多く、着物を着られる季節が来たことを感じさせられているところです。
では今日の投稿です。
面白そうな映像が出てまいりましたが、これは新しく店の家族になった染帯なんですよ。
色合や幾何学的な模様の描き方といい、これまで見たことのないモダンな香りを放つ帯で、模様の出す位置を考えずに締められるところも気にいって手にしたものです。
素材は縞柄の紋織りになった紬っぽい生地で、紺地で斜め網柄として染めたものですが、染めるのに苦労したことを制作にあたった担当者が話していました。
それではこの帯を使って着物コーディネートした画像を取り込んでみたのでご覧ください。
大人の味を出したくて無地っぽい小紋の上に乗せてみました。
帯柄を主役にしたコーディネートになりますが、その装いは趣味性の高い着こなしとなり、きもの通の味を出すものです。
素敵でしょ・・・
帯の魅力を引き出したくて、レモン色の中にエメラルドグリーンのラインが入った帯〆を使ってみました。
帯揚げには、この装いに色を添えるような感じで柔らかな白系にかすかにレモン色が入ったものを・・・
このような色を入れることでエレガンスさとシャープさが一層増すものになったかと思っております。
帯〆と帯揚げの色の使い方は人それぞれで、年代層によっても使う色が変わりますが、この帯には濁りのある色の帯〆よりかは、色が立つ帯〆がお似合いではないでしょうか?
また、帯留めを使ってみるのも面白いかと考えております。
あくまでも私の「帯へのこだわり」に過ぎませんが、神無月の会には、とくと帯への想いをお伝えできればと思っています。
さて、寒くて冬の足跡を感じずにはいられなくなりました。
閉店後に暖房を入れてしまいましたが、どうか皆さんも我慢をしないで寒さ対策に気を配ってください。
風邪でも引いたらつまらないですからね。
これからは紅葉狩りの季節へと移り変わりますが、自然に溶け込む紬や小紋で日本の良さを味わえる時期だけに、紅葉の美しさに負けないおしゃれをしていただけることを願っております。
それではこれで今日を閉じること致します。
最後に次女の誕生日でもあるので一言祝ってやりたいと思います。
「萌、誕生のおめでとう! 日を改めて飯でも食べに行くぞ・・・」
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






