夏の加賀小紋をコーディネート・そして無邪気な心

 

天気予報の気温よりグッと低い一日になり肌寒さを感じています。

しかも雨、気持ちも沈みがちになるところでしたが、午後から沢山の来客があり、忙しくしていました。

こうして、いつもの5月が始まりました。

品揃えも充実しチャレンジャーとして張り切って行こうと考えている私です。

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この着物は加賀小紋の染め師でいらっしゃる「坂口幸市」さんが染められた夏物の着物、絹紅梅(きぬこうばい)という種類の街着です。

着物の奥に夏草履を置いてみました。

網戸のようになって見える涼感がお判りになりますか・・・・・

 

着物は深い紫で、小さな蝶の模様が染められていますが、離れて見ると「あられ小紋」のようになって見える着物です。

 

この着物にお洒落な帯を合わせてみました。

 

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絽(ろ)の染め帯で手描き友禅です。

アンティークな感じの帯になってみえるのでは・・・・・

 

全体のメリハリがきいて、素敵なコーディネートになりました。

着物の色が濃いだけに、白っぽい長じゅばんを下に着ると、透き通ったコントラストが、なお一層涼しさ感じさせてくれる着物です。

(実際に涼しくて軽い着物ではありますが・・・・・)

 

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この帯は随分昔に美大の先生が描かれた帯だそうです。

仕入れ先であるメーカーにその資料が残っていて、新たに復元した帯だと聞いています。

緑の葉も、たわむれるリスも躍動感が満ち溢れていて、友禅の醍醐味を味わえる一品です。

 

着物も帯も染色を熟知した職人さんが染めただけに語りつくさない味があります。

普段着の着物の装いになりますが、チャレンジしてみる価値があるのでは・・・・・

 

お値段ですが着物と帯びで30万近くすることをお伝えしておきます。

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次の紹介するのは、この時期に着る単衣物の着物です。

 

石川県で織られた士乎路(しおじ)紬にヴァイオリンの塩瀬帯。

帯〆と帯揚げも合わせてみました。

 

着物は6対4の割合で無地と細い縦縞に別れていて、無地感覚の着物です。

そこに同系色の帯を乗せ、前と後ろにブラウンの楽器が・・・・・

 

ヴァイオリンが際立つコーディネートです。

そして、甘くて薄い色合いを小物がキュッと締めてくれています。

 

とてもオシャレです。

 

私の自己満足に過ぎませんが、どうか参考にしてください。

 

最後の不景気風が吹く世の中で、夢を失いかけている人を多くみかけます。

私の身の回りにもリストラにあった人や、経営が右下がりで不安が尽きないと漏らす方など、負の連鎖を感じる昨今です。

 

この現実は素直に受け止めなくてはなりません。

私もその一人ですが、これから先の事を考えると私と何かが違うんですね~

 

現実に呑みこまれて夢を追いかけられなくなっているように感じています。

肉体は衰えても、社会から否定されても、夢を奪い取ることは誰も出来ません。

 

例えどんな境遇に置かれても、夢を追いかける人には何故か心引かれるものがあります。

それがどんなに小さい物であっても、純粋であればあるほど誇らしげに感じるものです。

一つや二つの口説きがあっても、それは夢へとつながるプロセス。

 

そんなことを想い続けていると、知らず知らずのうちに周りの人たりから自分にはないエネルギーをもらっていることに気づかされます。

 

そして、そこには新たな力が・・・・・・

 

私は思います。

年を重ねても、無邪気な青春の心を忘れてはならないと・・・・・

どんなに悲しくても、辛くても、いつも心に太陽を・・・・・・

言葉にできない時は、

心でつぶやきながら笑顔を・・・・・

 

世の中って素敵な人がいっぱいいるんだから

いつの日か、そのことに気づく日がきっと来るものです。

 

そのことを信じて止まない私でいます。

 

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