店の奥に妻の嫁入り道具として持ってきた食卓テーブルを憩いのデスクとして利用しているのですが、36年近く使っていると椅子の痛みが激しくて、だましだまし使っていました。
そのことを気にかけていた私は、車を走らせている時に大型インテリアショップが目に入ったもので立ち寄って売場を覗いてみると、幾種類ものリーズナブルな椅子が並んでいたもので、座りやすい椅子を選んで店に持ち帰ったのですが、椅子の高さが高くてね~
吟味して選んだつもりでしたが、高さまで気が付きませんでした。
娘からも不評で、求めた椅子に合わせてテーブルを高くするつもりでいますが、それにしても昔の家具というものは丈夫で使ってみてその価値が判ります。
嫁入り道具として吟味したものを持って来たのでしょう。
これは着物でもいえることです。
同じ種類の品でも、素材や色合いのバランス、染め方や織り方なども含め、その価値に合った値段が付けられるもので、いいものは飽きがこなくて納得できるものがあると考えています。
しかし着物になると昔と違って使用する頻度が限られてくるもので、ご理解をいただくことが難しいものになっているのではないでしょうか?
単なる私の呟きですが、或る方が黒留袖に合わせる草履とバッグを探しているとのことで、癖がなくて上品な品があるので、それを紹介してみたいと思います。
その一つが江戸組紐として名が知れている五嶋紐を使った草履とバッグです。
色合いも形のとてもシンプルで、黒留袖だけでなく、訪問着や附下、色無地やあっさりした小紋にまで合わせていただける草履とバッグだと思います。
それにご使用になられる年代幅も広く、親子で愛用していただけるものではないかと考えています
バッグの口金もデザインが凝っていて、ゴールドというもの高級感があるものです。
大きさは幅が最大で25㎝、高さが16㎝、底のマチ巾は8㎝あるものです。
草履もバッグと同じ組紐を鼻緒に使っていて、草履台は3段とやや高めで、かかとの高さは5㎝で裏底も含めすべて牛革使用となっています。
草履台の色は薄金でLサイズとなります。
草履とバッグのセット商品でお値段は¥97,200です。
同じタイプで形の違うものとしてはこちらです。
口金のフレームや組紐の色の若干違っていて、それ以外は用途的にも年代幅も広いバックかと思います。
大きさは幅22×高さ14×マチ9㎝と先ほどのバッグとは比較したら小振りですが、使いやすいバッグだと考えています。
そして草履の台が外円を縁取りしていて、おしゃれな形かと思っています。
これもオール牛革で高さは4㎝。色はパール色でとても素敵な草履です。
こちらもお値段は草履バッグのセットで¥97,200となります。(L寸使用)
いずれも履きやすい草履で、長時間履いていても足に痛みが走ることは少ないでしょう。
どうか参考にされてみてください。
話は変わりますが、熊本地震が起きて間もなく復興に役立ててもらいたいと募金箱をレジの横に作りました。
忌わしい出来事から随分日が経ちましたが、本日、集まったお金を義援金として郵便局から振り込ませていただきました。
金額は16,958円と小さな額ではありますが、復興に役立てていただけたらと思っています。
正直なところ、あまりお役に立つことができませんでしたが、お客様の善意の気持ちが入っていることをお汲み取りいただけたら幸いかと思います。
被害に遭われた方々は、これから先のことを考えると希望が見えてこないと思っているのかもしれませんが、気持ちの力があれば、明るい未来も見えてくるのではないでしょうか?
当事者でないものが言って響くものがないかもしれませんが、どうか信じてみてください。
遠くからですが応援しております。
それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。