3月のこの時期、和物商品の産地である京都では夏物又は秋物を競うようにして発表しています。
その多くが受注生産になるのですが、中には職人さんが面白い商品を作って限定品として販売している仕入先があります。
この写真のミニ下駄もその一つ。
そこの会社はこの夏の新作下駄を発表して注文取りをしていたのですが、その中にほんのわずか可愛い下駄が並んでいました。
担当者に この小さい下駄は売り物かを尋ねてみると、
その担当者は、職人がお遊びで桐の素材を大人と同じようにして作り、すげ上げた商品とのこと、
小さいものほど手間がかかって大変だったことをは話してくれました。
ミニ下駄の裏を見てみると、確かに大人の下駄と同じ仕事をしていて手抜きがありません。
珍しさと職人の遊び心に気持ちが引かれ選んできました。
季節的には少し早いんですが、今朝京都から届いたもので紹介してみました。
とことで、写真の将棋の駒の形をした下駄、面白いでしょ。
男女ペアで、花瓶の横などに並べて置いてみると楽しいんじゃないかな~
この限定品のミニ下駄、どれも¥3,780で紹介してみようと思っています。
非実用的な商品にこそ、遊び心がいっぱいあって私はとても好きなんですね~
でも、販売価格が生活水準とあまりにも かけ離れた品ですと仕入れを迷ったりするんですが、楽しい店作り考えると積極的になったほうがいいのかな・・・・・なんて思ってしまうんですね。
毎回京都に出ると、尋ねる先々でその綱引きしているのですが、最近は割り切って仕事を楽しんでみたいと考えるようにしているんです。
物が溢れた時代、価格競争が大量生産を引き起こし、その物量がまた新たな価格競争になる。
そんな繰り返しの仕事って夢が持てなくてストレスが溜まるばかり。
物が動かない苦しみもありますが、せめてお客様に笑顔がもらえる店にしたいですね・・・・・