裏方に「2020年をデザインする」というタイトルでこの店の目標を紙に書いて張り出しているのですが、そのいくつかの項目の中に「自己流は新しい道を切り開くものだと信じること」と、書いてあります。
昨年の大晦日に私が書いたものですが、その一行に目が留まりましてね~
いくつも書き並べた中でこの項目が印象に残ったかと申しますと、今の仕事を振り返った時に、昔と同じことをしていて業績を伸ばされている店はほとんでなくて、新しいことにチャレンジされているところに話題が集まっている気がするからです。
それも一握りの専門店で、他店の取り組みを真似て築かれた店でないことを考えると、ご苦労があったのではないかと想像できるもんのがあります。
私たちの業界に目を向かると、業界のマーケットが縮小する中であの手この手と成功した過去の事例を持ち出し、お客様の注目を引こうとしていますが、私には錆びた刀を振り回しているような気がしてなりません。
一時しのぎになったとしても、根本的な問題点が改善できていないとしたら何も変わらないと言わざるを得ないのではではないでしょうか?
その事が業界に問いかけられていて、新しい道を探る必要性に迫られていると考えています。
そんな問題意識が頭の中で渦を巻いていたから、「自己流は道を切り開く」と書き込んだのでしょう。
その気持ちは今も変わっていませんが、変えるべきことと変えてはならないものと整理ができているようで、できていないのが今の私かもしれません。
その変えたいと考えている中で、一生懸命取り組んでいるのは販路拡大です。
この週末、16日(金)・17日(土)の二日間銀座で開催される着物と帯の展示会のご案内をブログで不特定多数の方に呼びかけていますが、この案内の仕方も常識から逸脱したものなのかもしれません。
それでも可能性を信じ銀座に向かいますが、これも自己流の販路拡大の取り組みといえるのかもしれません。
結果を残せなくても何かが始まると信じていて、ここに新しい道が潜んでいると考えています。
また、10月の神無月展においては、お客様があまり知らない「信州紬」を特集したいと考えていて、その販促物を作っているのですが、たまたま店の寄ってくれた関係者が、「固定客が関心を示してくれるのだろうか?」との疑問視する声がありましてね~
言わんとすることがよく解るだけに安全な道を選択してみたかったのですが、それでは何も変わらないと考えて、新しい扉を叩いてみることにしたのです。
これも着物愛好家を増やしていくための私流のやり方で、行動に移してみて視えて来るものがいっぱいあると思っていますし、新しい道に踏み出さなかったとしたら、いつまでも踏み出せないで終わってしまうのではないでしょうか?
私は結果を恐れる前に、目の前の目的に対してどのような努力をしたのかが大きな意味を持ものだと考えています。
見方を変えればギャンブルのような側面がありますが、誠実にこの仕事と向き合っていれば必ず新しい道を探せ出せると、固く固く信じている私です。
そのこともあって、「自己流は新しい道を切り開くものだと信じること」の一行に噛みしめるものがありました。
そうそう。何度も繰り返して申し訳ありませんが、週末の16日(金)・17日(土)の二日間、銀座3丁目9-11・銀座フェニックスホール紙バルプ会館2階におりますので、よろしければ遊びにいらしてみてください。
受付で私の店の名前を出していただけたら会場に入れるので、着物談議ができたらと思っています。
こちらの商品、とても可愛いでしょ・・・
七五三のなどに使う七歳用のつまみ細工の髪飾りなんですが、時間と手間がかかって職人さんが作りたがらないそうです。
商品として作られたものだけに綺麗な仕事をしています。
この髪飾りは三つのバーツに別れていますが、これが可愛いお子さんの髪に乗ったら豪華でしょね~
市場にあまりないと思いますが、古典柄の四つ身訪問着に合わせていただけたら間違いなく輝くことでしょう。
以前ブログで紹介させていただいた黒地の加賀友禅四つ身訪問着に合わせて揃えたものです。
お値段は税込み¥38.880の品になります。(生地は絹100%)
参考にしてみてください。
さて話は変わりますが、明日近くの病院で大腸検査をすることになりましてね~
健康診断で検便に血が混入していたとの診断をいただいて再検査することになったのですが、実が昔から痔持つ十数年前に手術をしたことがあり、そのことが関係していると思っているのですが、念のために調べてもらうつもりでいます。
仮にポリープがあればその場で切除するとのことで、出血があることを考えて一日病院でお泊りだそうです。
となれば、明日の投稿ができないこともあるかもしれません。
明日の投稿がなければ、病院でお泊りしていると思っていてください。
その前に、寝る前に下剤を飲まなくてはならないなんて悲しすぎます。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






