青空が広がる最高の日でしたが、今日、着物をお召しになられた方は暑さに汗を流されたでしょうね~
驚くぐらいに気温が上がり、無性に冷たいものを口にしてみたくなる一日でした。
着物についた汗はシミの元になるものがあるので、お手入れを済ませてから片づけてくださいね。
着物メンテナンスも受けているので、判らないことがあればいつでも相談ください。
今月は神無月の会を21日(金)から開きたいと考えていて、そのご案内を先月の20日以降から始めているのですが、余りにも早い案内でもあって、店の催事がお客様の記憶から消えてしまう可能性があります。
そこで、忘れられないようにするために、10月号の「あ・うん」を配った先に時期を見計らって、11月号の「あ・うん」に会の案内を入れて配りたいと考えていましてね~
無理して11月号の情報紙作り、頑張ってみました。
そして今日、199号の「あ・うん」ができあがったんですね~
こんなに早く仕上げたのは、後にも先にも初めてかと思っています。
少し無理をすれば集中力が出るものだと、我ながら感心しさせられていますが、この原稿ができる度にホットさせられるものがあります。
これで、会に向けての備えを用意することができました。
そして明日は京都出張の日です。
いつもと変わらず、仕入れ先を訪ねて、店に合う商品を探し歩くわけですが、催事が控えていることもあって会の品揃えの充実を図る段取りも済ませておかなくてはなりません。
忙しい日になりそうです。
そこで今日は商品仕入れのことについて記事を書いてみたいと思います。
仕入れ先いわく、和装業界が低迷する中で仕入れをするお店が激減していることを口説かれます。
物が売れなっから仕入れができないというのは自然な姿かと思いますが、それが数か月続けば、仕事への意欲とか新しい店作りというもが、知らず知らずのうちに遠のくのではないでしょうか?
その間、仕入れ先の企画に乗ってイベントを組むのも店作りの考え方の一つではあります。
しかし、長い目で見れば、店の特徴やサービスを生み出すものではない気がしてなりません。また、商品の吟味も甘くなり、物を売ることだけに執着する行為に終わってしまいがちになります。
かつては私も、仕入れ先との甘えの中で店作りをしていた時代がありましたが、新しい商品が昔に比べて作られていない中で、仕入れを押さえてお客様のニーズに応えていくことがとても難しくなっていることに気づかされていましてね~
しかし、資本力が乏しいとなれば、簡単に現状を変えられるものではありません。
どうすればいいかを考えたとき、欲しいものが100点あったとしたら、、娘にしてもいいと思えるものを絞り込み、店のビジョンに沿うものを見つけ出し、そしてそれを手にすることは、宝物を手にした気持ちになるんですね~
商売の素人みたいなことを言っていますが、苦しい現状であればあるほどそんな気持ちになります。
そうすると、たかが一点のことなのに宝物を手にした私は、お客様に「この娘綺麗でしょ・・・」と、見せたくなるんですね~
紹介する気持ちのも愛情が注がれ、お客様の心を動かすものになるのではないでしょうか?
お嫁入りが決まれば、天にも昇る気持ちになりますし、仮に、見込みが違ったとしても多くのことを語り掛けてくれるものがあります。
「この店のお客様ニーズに合わないものを選んでしまったのか~・・・」
そこで始めて、お客様のニーズに応える商品って何なのかを真剣に考える切っ掛けになり、仕入れる商品がクリアーに見えてくるのではないでしょうか?
私たちは現状を変えようと思ったときに多くのことを望みます。
多くのことを望めば、言うまでもなく、「無理、できない!」と、自分の器を地下深く埋めてしまいます。
しかし、1/100かもしれない、ややもすれば1/1000であったとしても、変えてみたい気持ちがあれば、小さな小さな一つのことから前を向けるのではないでしょうか?
商いとはそんなものです。
「もしかしたら、幸運の恵みが訪れるかもしれない。」
私は宝くじを買うより、現実味があるように思えるのですが・・・
お母さん、僕のブログお母さんの元まで届いていますか?
いつも強がりを書いていますが、本音は不安でしょうがありません。
でも、お母さんの分までこの仕事でよかったと言えるものにしたいです。
これからもパワーを送り続けていてくださいね。
そのためにも自分を信じ努力を惜しまないで頑張ってみるつもりです。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






