「 かおる会 」を終え、只今戻って来たところです。
心配した天候にも恵まれて、京都は風もなく暖かな二日間でみんなの笑顔が絶えなかったことがなによりだったと思っております。
このかおる会の大きな目的は顔見世を観ることで。
今年は南座から歌舞練場に変わったことで、私も参加させていただきましたが、会場の収容人数は半分くらいになり、演目も二つとあって充分楽しめるものではなかったかもしれません。
こればかりは南座の改装とあって仕方ありませんが、終演がいつもより一時間早いこともあり、終わってから全員で割烹料理屋さんで膝を突き合わせ、お鍋を囲みながら京都の夜を午後11時近くまで満喫できたことがとても印象に残っております。
今日はホテルで朝食を共にしてから、女性陣は京都観光と小袱紗(こふくさ)作りの体験に行っていただきましたが、陽がこぼれる中で日本文化に触れることができたみたいで、京都駅で全員のお顔を拝見し、その様子を聞かせていただいたときは、日程を組んだ側としてホットさせられるものがありました。
特に初参加されたお客様が、着物で過ごす二日間をとても不安視されていたもので気にしていたのですが、他のメンバーと有意義な時を過ごすことができて本当に良かったと、二日間の感想をお聞くことができてチョッピリ嬉しかったです。
こうして何事もなく、贅沢なかおる会の顔見世ツアーが終わった訳ですが、一方で私は新年に向けてどのような店作りをしたらいいものなのかを悶々と考えながら仕入れ先を訪ね歩く二日間で、仕入れ先の担当者といろんな話をすることができました。
結局は自分がどうしたいかに尽きる訳ですが、これまでに培った経験と応援してくださる仕入れ先との信頼を資源に、どうしたら40代以上の年代層を増やしていけるかを真剣に考えています。
これまでの店作りから少し若返りを図りたいと思っていて、そのためにもクオリティの高いおしゃれな装いを追求してみたいんですね~
そのスタートラインに立つためには、新しい出逢いの場がなくては何も変えられません。
固定観念に捉われないで、店の資源をどう生かしたらいいのか?
願いが強い磁石となり、ひらめきやヒントを呼び寄せられる信じたいのですが・・・
考えても考えても、見つけ出さない課題に苦しむ私ですが、目の前にある仕事を実のあるものにしていくことが何よりも大切で、昨夜の鍋をお箸でつつくお客様との時間は、悶々としたものを掻き消すものがありました。
自分が何を言っているのか判らなくなっていますが、お客様とのコミュニケーションに真実が隠されているのかもしれませんね。
それではこれにて・・・
お休みなさい