今日は暖かくて青空が広がる一日でした。

雪景色
あまりにも気持ちがいいもので、店の情報紙を持って白山麓にお住いのお客様宅を廻っていましたが、雪の量が半端ではありません。
映像から見る風景はアルプス山脈にでも来ているかのようで、今年の大雪がその様子を語っております。
ご年配の男性は至る所で、自宅の周りに積み上げた山のような雪を削って、雪の量を減らす除雪作業をしていまして、玄関先でお顔を合わせては、「今年は大変な雪でしたね~」と声をかけると、余裕のある顔でニッコリした表情を見せて作業を続けていたことが印象的でした。
幹線道路は何の問題もなく車の行き来ができますが、住宅地に入ると道幅が狭くて車が交差できない個所も残っていて、奥に入ることをためらうものがありました。
そうした中でも、日に日にお客様の来店が増え始めていて、半衿や、足袋などの和装小物を求めに来られる方や、馴染みにお客様もお顔を出していただかるようになったことを思うと、着物を着る環境が整い始めて来たのかもしれません。
特にここ数日、30代~40代の若いお母さんが”かんざし”や”刺繍半衿”を見に来られていて、入卒のご準備に動き始めたことを感じさせられています。
ここに3月の店作りのヒントがあるのかもしれません。
さて、どうしょう・・・

かんざし
まず先に考えたいことは、この店が持っている資源をもっとアピールすることかと思っております。
かんざしなどは、他店に負けない品揃えとおしゃれなデザインがセレクトできる環境を整えていると自負していますが、商品や取扱店を探す手段としてネットが活用される社会になっているだけに、有効に店の強みが生かされているとは言いにくいものがあります。
それなりに努力をしていますが、現状を見ていると物足りなさを感じずにはいられません。
このこと一つ取っても、店の資源を有効に生かしきれていない気がします。
そして行きつくところは、「さて、どうしょう・・・?」
3月を目の前にして市場への問いかけ方を探る私で、店の存在感を示す店作りに頭を痛めております。

雪景色
悶々としたものを持って店を飛び出した私でしたが、大自然の中で眩しい光を浴びて、何が起きても必ず春が訪れることに満たされていました。
これからどうしたいかを地域の暮らしにスポットを当てながら、次の一手を形にしたいと思っているところです。
オンラインショップもぜひ覗いてみて下さい。
取り止めのない記事になりましたが、今日はこれにて閉店とします。
では、お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







