一本の筆から始まるこの店の案内状作り・そして書き上げた「牛首紬展」の文字

買い求めた新しい筆 店主のひとりごと

土日は一人で店を守っているために、お客様が重なると慌てなくてはなりませんが、来客が少ないとやりたい仕事を効率的にこなすことができます。

どちらかといえば、この週末はお客様が多いと言いにくく、3月号の情報誌作りから4月に開催する案内状作りなど、密度の濃い仕事をこなすことが出来たのではないかと思っております。

 

その案内状作りを今日から始めました。

販促に使う案内状といいますかチラシスタイルのものは手作りで作らせていただいていて、その誌面の大きさはB4サイズ。

白紙の紙に手描きで埋めていくのですが、その始まりは筆でタイトルを書き込むことから・・・

 

 

 

買い求めた新しい筆

買い求めた新しい筆

 

新しく買い求めた筆に気合いを入れて書き下ろすのは、「牛首紬展」漢字四文字。

実は小学校頃は習字の時間が大嫌いで、文字を書いた半紙を机の横の床に置いて書き直すことがありましたが、ズルをして友達の失敗した半紙を取ってきて、その半紙に名前を書いて提出したことがあるくらい嫌いな授業でした。

筆を使うことに対して苦手意識がありまして、そのまま大人になった感じです。

 

そんな自分が20年近く前のことかと思いますが、何を思ったか展示会の案内状を手描きで書いてみたんですね~

そうしたら周りから味のある字だと褒められましてね~

以来案内状を手書きするようになり、今に至っています。

 

今ではいろんな筆とペンを持って案内状を作るようになり、世の中のデジタル化に反比例するかのようにアナログにこだわっています。

 

こだわっていても習字は小学生のままで、上手いとも思っていないので、何度も何度も納得できるまで書き直して展示会のタイトルを書いています。

 

 

 

4月の卯月展は「牛首紬展」となります

4月の卯月展は「牛首紬展」となります

 

そして選んだ文字がこちらの「牛首紬展」。

お目にかけたくなかったのですが、筆一本の画像だけでは記事に厚味が出ないと思うところがあってアップしました。

 

納得していませんが、白紙の紙にこのタイトルの文字を入れてから細かな構成が始まります。

 

悩む日が連日続くことになりそうですが、このような作業を長年続けていると、印刷屋さんに丸投げできなくなってしまうんですね~

外注に出せば物事は時間を使わすに案内状を用意できるのでしょうが、そこに私の情熱であったりとかワクワク感を載せることが難しくなるので、時間がかかっても構成を最後まで自分がするようにしています。

 

そうすると、苦労した分だけ愛情みたいなものが湧いてくるんだな~

この感情をお客様に渡すラブレターと呼ぶようにしていますが、作っていて言葉一つにも工夫が生まれてくるか不思議です。

 

これから頭を悩ますことになるのでしょうが、4月23日から26日までの牛首紬展に向けて全力で頑張ってみたいと思っている私です。

ではこれにて・・・
お休みなさい。

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