本麻の加賀のれん

私の店では麻素材の のれんがお客様からのご評判がよく、四季のお部屋のインテリアとしてご紹介をしています。
皆さんの中には麻のれんは夏の商品と考えている方も少なくないと思いますが、春には桜、夏には金魚、秋にはススキ、そして冬には椿など、春夏秋冬の柄が数多く作られているんですよ・・・・・
以前ですとのれんは、ボロ隠しに使われることが多かったのですが、最近では癒しの空間に利用されているようです。
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一般的には90㎝幅の商品が多いのですが、旧家が立ち並ぶこの地域ではお屋敷が広いこともあり180cm幅ののれんも時々注文があるんですよ。
仕入れ先の話によると、180㎝幅ののれんが売れるのは、この北陸の地域だけだそうです。
その事を考えると北陸の文化なのかもしれませんね・・・・・
写真ののれんはご当地で染めた本麻の加賀のれん。
のれんの丈の長さが180㎝あります。
都会に住んでいらっしゃる方には、こんな大きなのれんどうやって使うか不思議がる方もいらっしゃるでしょうが、この地域では仏間や玄関の奥の座敷のれんとして使われています。
夏は風通しをよくして、こののれんが障子代わりになっているのかもしれませんね・・・・・
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写真を拡大した五幅(いつはば)の加賀のれん(麻100%)
柄は川下・・・・・・
昔の日本を感じさる風情があるでしょ、それに涼しさも感じますしね~
どおして、このようなのれんが他の県で需要がないのかが不思議です。
そして今日、近隣の旧家の人がご夫婦でのれんを見せて欲しいとのご相談がありました。
選んだ柄は柳にカワセミ、
ご年配のお父さんの笑顔がとても印象的で、古くなったのれんを変えたいとのことでした。

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