私の店では麻素材の のれんがお客様からのご評判がよく、四季のお部屋のインテリアとしてご紹介をしています。
皆さんの中には麻のれんは夏の商品と考えている方も少なくないと思いますが、春には桜、夏には金魚、秋にはススキ、そして冬には椿など、春夏秋冬の柄が数多く作られているんですよ・・・・・
以前ですとのれんは、ボロ隠しに使われることが多かったのですが、最近では癒しの空間に利用されているようです。
一般的には90㎝幅の商品が多いのですが、旧家が立ち並ぶこの地域ではお屋敷が広いこともあり180cm幅ののれんも時々注文があるんですよ。
仕入れ先の話によると、180㎝幅ののれんが売れるのは、この北陸の地域だけだそうです。
その事を考えると北陸の文化なのかもしれませんね・・・・・
写真ののれんはご当地で染めた本麻の加賀のれん。
のれんの丈の長さが180㎝あります。
都会に住んでいらっしゃる方には、こんな大きなのれんどうやって使うか不思議がる方もいらっしゃるでしょうが、この地域では仏間や玄関の奥の座敷のれんとして使われています。
夏は風通しをよくして、こののれんが障子代わりになっているのかもしれませんね・・・・・
写真を拡大した五幅(いつはば)の加賀のれん(麻100%)
柄は川下・・・・・・
昔の日本を感じさる風情があるでしょ、それに涼しさも感じますしね~
どおして、このようなのれんが他の県で需要がないのかが不思議です。
そして今日、近隣の旧家の人がご夫婦でのれんを見せて欲しいとのご相談がありました。
選んだ柄は柳にカワセミ、
ご年配のお父さんの笑顔がとても印象的で、古くなったのれんを変えたいとのことでした。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






