着物業界にリサイクル着物業やきものレンタル業の出現で若い年代層のきもの愛好家が増えているのではないでしょうか?
SNSを通して斬新な着こなし方を目にすることが増えていますが、お洒落な着こなしの考え方が私の感覚とは大きく違ってきていて戸惑うことがあります。
何がお洒落で何がそうでないかの境界線がなくなっていますが、着物を楽しく着たいという着物人口は間違いなく増えているのではないでしょうか?
その市場をどのようにして捉えるかが、数少なくなった呉服店の生きる道かと考えています。
そこで今日は話題を集めている丹後木綿をこの店らしいコーディネートでまとめたものの、それだけでは物足りず、新しい感覚を組み込んで春の着こなしを演出してみました。
渋い色合の木綿の着物、丹後木綿と春が待ち遠しい思いから桜柄の帯で組み合わせて、カジュアル感が溢れるヒール下駄で組み合わせてみることに・・・
若い年代層の着こなしをSNSで目にすると、渋い色合の着こなしが目に付きますよね~
参考にしたつもりですが、春をイメージする優しい着こなし方ではないでしょうか?
合わせた帯は絹の生地を絞染で桜を描き、最後に枝付の桜を刺繍で表現した桜色の桜尽しの帯になります。
渋い着物に明るい桜色の帯を持ってきているから装いに元気が溢れていて、今時の色の取り合わせができたかと思っております。
その大人に雰囲気を怖さぬように帯〆と帯揚げを大人色でコーディネートしてみました。
帯〆の結び目がエンジ色がワンポイントになっているところや、ダークな色の帯揚げでまとめているところが、着物を熟知した大人の着こなし方と思っています。
着物は綿100%なのに絹の風合いを感じられるところがあって、しかも税込み仕立て上がり価格¥52,800というリーズナブル感が人気となっています。
ここで紹介させていただいている丹後木綿は「薄茶にグレーやたら縞」で、男物としてもお召になれる色合です。
落ち着いた色合で、帯が合わせやすいのではないかな~
外出着として楽しめる木綿の着物だと思っていますが、もう少しお洒落を深堀してみたくなって、サンプルとして作ってみたカラーTABIと新作のヒールGETAをこのコーディネートに加えてみると、私の中で新しい風が吹き始めましてね~
「いける・・・!」
「丹後木綿の着物に合わせてみると、「ドキッ」とさせられました。
この感覚が今時なのかもしれないと感じた次第です。
このTABIとGETAWを加えたコーディネートを想像すると、新しい和のファッションとして注目されるのかも・・・!
格好いいと思いませんか?
このカラーTABIは新しく商品として作ったものですが、ヒールGETAとの相性も良くて驚いています。
丹後木綿きものとこの二つをどう生かして行けばいいのか、新しい道を探る道が目の前に現われてワクワクさせられました。
あれもしたい、これにもチャレンジしたい。新しい取り組みに私の血が騒いでいて、どうなることでしょう。
早く春が来ないかと待ち焦がれる時間とこのコーディネートが重なり、楽しく記事を書くことができました。
とにかく新しい風を吹かしてみたいですね~
ということで今日の記事を終らせていただきます。
ではこれにて・・・
お休みなさい。