七福神の黒留袖

今日は体育の日で祝日でしたが、雨が降り続き足元の悪い日となりました。
大安の日と重なり結婚式も多かったようで、私の店でもお客様の黒留袖の着付けのお手伝いをさせて頂きました。
そこで、今日は結婚式に着るミセスの着物、黒留袖を紹介してみます。
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この黒留袖はとても個性的な 「童七福神」 の柄で、京都の作家さんが描かれた品です。
左から
・毘沙門天 (びしゃもんてん) 厄よけはまかせろ
・恵比寿天 (えびすてん) タイはめでたい
・弁財天 (べんざいてん) 習い事はあたくしに
・寿老人 (じゅろうじん) 長生きの神
・布袋尊 (ほていそん)  夫婦仲良く
・大黒天 (だいこくてん) 食いしん坊はワレをおがめ
・福禄寿 (ふくろくじゅ) 福の神とはワシのこと
おめでたい柄の象徴ともいえる七福神が並んで柄です。
このように留袖は吉祥柄(きょしょうがら)といって、縁起の良い柄を入れ模様にするものなんですよ・・・・・
鶴亀なんかは、その代表的な柄ですね~
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そして、この黒留袖の裏地には鳳凰(ほうおう)の鳥が・・・・・
おめでた尽くしです。
とても珍しい柄だったもので紹介させていただきました。
ところで、家紋が五つ入った礼装の着物 (黒留袖や喪服) には白の長襦袢を合わせることをご存じでしたか。
たまにピンクなどの色が付いた長襦袢を合わせている方がいますが、それは間違いなんですよ・・・・・
帯締めや帯揚げは黒留袖の場合は白か金銀糸を使った物が正式です。
このように礼装の着物には、お遊びの着物と違って決まり事がありますので注意してくださいね。
着物は「解らない」・「知らない」という人が増えているでけに専門店の役割が必要とされているように思うのですが、
お客様の立場からすると、呉服店さんは恐くて気軽に相談が出来ないとおっしゃいます。
それがとても残念でしかたありません。
私達の仕事は物売りの前によろず相談が出来る店になることが望まれていることを感じています。
地域の方々に信頼されることって本当に難しいことですね~

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