近く控えている会のご案内もあり毎日外回りをしていますが、この暑さで体力を消耗しています。
美味しいものを食べ規則正しい生活を送ってスタミナを付けないといけませんね~
夏に着物を着るというのは暑さとの戦いでもあり、必然的に着物から遠のくもの。
それだけに着物姿は一段と人の目を引き、小粋さを感じるものです。
例えばこの着物、素敵でしょ・・・・・
黒字に青の色で描かれたススキとトンボの柄の夏小紋です。
特に青の色合いがいいですね~
白っぽい感じの帯を合わせることで着物が軽くなったような気がしませんか・・・・・
模様も抽象的で、お互いの柄を引きたて合っています。
帯〆には紫が入った色のものを・・・・・
繊細なおしゃれな装いにまとまりました。
この小紋の特徴は、模様だけではありません。
写真を見ると着物の濃淡があったり、水が流れているように見えると思いますが、生地の織り方が変わっているんですね~
着物の写真を大きくしてみました。
白の長襦袢を下に置くと、着物はこのようになって見えます。
紗織のような織り方をしたシャリ感のある生地で、ヨコ糸の波の線がクッキリと映し出され、黒字の着物になって見えないでしょう・・・・・
この透け感が涼しさを演出してくれているんですね~
勿論、着た感じも涼しいですがね。
これは白の長襦袢に濃い地の着物を合わせることによって清涼感が現れるという夏ならではの面白さです。
また生地が重なり合う箇所はクロく映し出され、着物の濃淡が夏の着物を表現しています。
白の半衿が入ると、なお一層涼しい感じがするでしょうね~
これがベージュなどの薄地の色の着物だと、このようにはならないでしょうね。
とにかく夏は熱いことには変わりありません。
それをいかにして涼しく見せるかが着こなしの技です。
皆さんも工夫をして、この夏をおしゃれして下さい。
綺麗にコーディネートができると、カッコいいですよ~・・・・・