加賀友禅の染め帯・茶屋辻の柄

お客様から結婚式の二次会に着物で主席したいとのご相談があり、着付けのお手伝いをさせていただきました。
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家内と良く似た年代の方で、お持ちななられた着物は、お母さんのから譲ってもらった紬に、結婚前にご準備した手描き加賀友禅の塩瀬帯、文様は茶屋辻の柄。
とてもお似合いですね~
皆さんはこの茶屋辻 (ちゃやつじ) の文様をご存知ですか・・・・・・
少し説明をさせていただきます。
茶屋染ともいい、名前の由来は不明ですが、江戸時代上級武家の女性が夏の正装の用いた、麻地の総模様の着物の絵柄です。
元来、藍染を主とし部分的に薄黄色を配したもので、水辺風景に橋や家屋、樹木、草花を染め上げた模様なんですよ。
このような文様は留袖や訪問着に使われることが多く、昔からまったく変わらない模様の一つです。
話は横道にそれましたが、ご準備さらたお母様のセンスを感じます。
どれだけ年数が過ぎても、質の良い古典柄は上品で、流行がないですね~
これが日本の着物の良い所です。
どうか大切にして、親から娘へ、そして孫へと受け継いで締めていただきたいです。
特に帯はサイズがないでけに、それが可能なんですよ・・・・・
締めた後のお手入れも忘れないで下さいね。
皆さんのご家庭にもこのような着物や帯が眠っているのではないでしょうか。
面倒だとか、解らないと言わず、信頼出来る専門店さんで一度点検してみてはいかがでしょう~
きもののTPOや、コーディネイト、そして、価値までもが知ることが出来て、着物の楽しみ方を知ることが出来ると思いますよ・・・・・
解らないから着物を着ないなんて 「もったいない」 じゃないですか・・・・・

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