こんにちは。石川県白山市(旧鶴来町)で着物専門店をはじめて約30年。着物が大好きな店主のブログ。
本日は知っているようで知らない。【黒留袖に合わせる小物】を解説させていただきます。
昨夜から降った雪でふたたび冬に逆戻り。
天気のせいにしてはいけまでんが、この時期の積雪は、お客様の消費意欲を半減させるところがあり、正直歓迎したくありませんね~
とにかく春が待ち遠しいです。
さて、春といえば入卒や結婚式の季節。
基本的なことなのでご存知の方も多いとは思いますが、しばらくお付き合い下さい。
【長襦袢】
礼装に合わせる長じゅばんは、慶弔ともに、白にするのが決まりです。
黒留袖は祝儀 用でもあり、白無地の襦袢の他に、金糸で模様を織り込んだものもございます。
【帯締め】
喪服は黒の帯締め・帯揚げを使いますが、
黒留袖の場合の帯締め・帯揚げは、白が基本で金銀糸をあしらったものもお使いになれます。
【帯揚げ】
【祝儀扇】
そして、黒留袖欠かせない小物のひとつが祝儀扇です。
黒塗りの骨に金銀の地紙が一般的ですが、蒔絵をした格調のある扇子もあります。
この扇子は実用品ではなく、儀式用のもので、帯の左手側にさしておくものです。
【草履・バッグ】
草履は、金銀のつづれ織りや佐賀錦、エナメル製などを用います。
最近はバックとセットになってるものが多く、バックは少し大きい形のものが人気があるようです。
そして、華やかさを演出する装飾品が
かんざしです。
【かんざし】
このかんざしも、金銀・パール・白といったところが基本になります。
礼装用の着物には決まり事があるだけにご注意下さいね。
この記事を書いている間にも、雪が降ってきて新雪が積もり始めました。
3月の声が聞こえると言うのに、春のスタートがきれない もどかしさが、日に日に募ります。
「忍」 の一時かな~
ここの新しい記事「黒留袖に合わせる長襦袢」をリンク致しました。
黒留袖に合う「礼装用の草履とバッグ」そして弱気な呉服店さんの提案
桜柄の刺繍帯で春をコーディネート・そして組紐で作られた礼装バッグ
どうか参考にしてみてください。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま















コメント
息子の結婚式が誓いのですが、とても参考になりました。
末広、良くわかりました。
家に扇子が2つあったので、迷っていました。
黒の金銀ですね。ありがとうございます。