私の店ではさまざまな かんざしや髪飾りを品揃えしていますが、本物という宝石のような和のアクサリーをご紹介したことがあまりありません。
このブログでかんざしを紹介度に、そのことをいつも考えていました。
近隣のお客様は写真にあるような 珊瑚のかんざしや帯止めが市場にあることを知らない人がいるかもしれない・・・・・
また興味があっても目に触れる機会に恵まれない人がいるかもしれない・・・・・
なのに取り上げることがありませんでした。
ところが最近、着物の面白さを考えて行く中で本物の和のアクセサリーを提案してみることも大切な仕事ではないかと思い始めたんですね~
特に趣味でお着物をお召しになる方が増えてきているだけに考えてみたい商品です。
その気持ちが私を動かしました。
来月の「神無月展」にて初披露致します。
高価で馴染みの薄い商品ですが、ここにも天然素材の和のアクセサリーにこだわってみたいと思います。
話は少し変わりますが、日々お客様と接していて着物のコーディネートが判らないという方がとても多いことを感じています。
タンスの中に高価な着物がありながら、その着物にどのような帯を合わせたら良いのか、
帯締めや帯揚げの色をどうしたらいいのか、
素敵な装いをするために何が必要なのか、
どのとうな場面で、その着物を着たらいいのか、
夏に着る着物か冬に着る着物かさえ判らないという人もいらっしゃいます。
残念なことですが これが消費者の立場から見た着物の世界です。
着物はそれぞれにアイテムが揃っていれば着物の装いは出来ます。
極端な例を申しあがれば、夏物の小紋に振袖の袋帯、半衿が付いていない長襦袢、帯締め帯揚げは喪服に合わせる黒、履物は下駄にサイズが合わない白足袋、肌着などの小物も揃っていれば、とりあえずは着物を着ることは出来ます。
しかし、そのような合わせ方では、ひとかけらのお洒落も存在しません。
また、お洒落にこだわる女性には到底受け入れられない着こなし方です。
今私達に求められている仕事は、着物をコーディネートするというサービス業にも似た受け答えの仕事ではないでしょうか・・・・・
おそらくこの仕事を真剣に考えている専門店さんは、私と同じようなことを考え地域の方々にメッセージを送っていると思うのですが、それが伝わらないんですね~
親身になって考えてくれている姿がお客様に届かないからでしょうね~
小売業とサービス業の二面性のある店作りの難しさを感じていますが、それでも諦めないでコーディネートとという技をお客様のために活かしたいと考えています。
10月の会をするに当たり、今のお客様は私達専門店さんに何を望んでいるのかを真剣に考えていたもので、このような記事になりました。
どのような性格の会にしたいのか只今検討しているのですが・・・・・・