改革が迫られる和装業界

 

今日は京都出張の日で、ただいま戻ったところです。

 

昨夜の吹雪を見て、早朝に雪すかしをしてから車を動かすことを想定し、今朝は4時半起床。

外を見てみると雪が降っていましたが、予測していたほど新雪が積もっていなくて一安心。

それでも冷たい風が吹きつけ大荒れになるのではないかと心配しながら京都へ向かう私でした。

 

電車は数分遅れたものの京都は日差しが時々差し込む天気で、雪が積もらない土地をうらやましく感じながら駆け足で仕入先を回ってきました。

 

一日を終えた感想は、いっせいに仕入先が初売りをしているのに、京都入りしている同業者が非常に少なかったことです。

現在の日本経済に私達の業界も呑み込まれてしまっているような感じがして元気がありません。

 

そんな日の今日、或る仕入れ先の担当者との話です。

 

互いに経済評論家ではないもので、確かな和装業界市場の売り上げを把握している訳ではありませんが、一説には年間で400億ないしは300億近くまで市場が小さくなっていると言われています。

その金額を元に全国の小売店の平均売り上げを計算してみたんです。

 

一つの県に着物を販売している小売店が仮に500件あるとしましょう。

それを50の都道府県があるとして、単純に掛け算をすると全国には25,000件の小売店が存在することになります。

その中には洋品を取り扱う店もあれば、無店舗販売の店も含まれますが、小売店の数を少なく見積もって2万件として、市場の金額を件数で割ると・・・・・・

 

400億÷2万件で・・・一店舗の年間売り上げが2千万円

300億÷2万件で・・・一店舗の年間売り上げが1千5百万円

という金額になるんですね~

 

その計算式に驚きました。

 

あくまでの素人の計算で大きな勘違いをしているかもしれませんが、この数字をどう捉えるかです。

 

勝った負けたと騒いでいる場合ではありません。

 

魅力ある業界になるために今を、そしてこれからをどのようにして変えていくべきかを それどれの専門店さんが見直す時代が来たようです。

 

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