我が家の話になりますが、ちょうど一週間前のに日曜日の事です。
23歳になる長男が、犬のペットショップで帰る家がなくなった大型犬と出会いましてね~
話によると、飼い主がある事情で住まいをなくし、ペットショップに持ち込まれたみたいで、別の飼い主がで現れないと保健所に行く運命にある2歳になる猟犬だそうです。
(大変珍しい犬で、犬の種類を聞いたのですが忘れてしまいました)
息子はその犬に興味を引かれたみたいで、時間があるとそのショップを訪れていたみたいです。
そして、一週間前のことです。
お昼過ぎのことでした。
息子から「その犬を飼ってもいいか・・・」との突然の電話が入り、私は「世話ができないから絶対だめ」だと言い聞かすのですが、引き下がろうとはしません。
仕方がないので、兄妹3人で相談をして皆で世話が出来るのならばと、その時は条件を付けて折れたのですが・・・・
その後仕事を終えて、7時過ぎに自宅に戻ると、玄関には買い求めたばかりの太くて大きな首輪と綱、そして、餌までもが置いてありました。
まさか・・・・・不吉な予感。
鎌倉から帰って来たばかりの長女が流しにいたもので、娘に「犬を飼う事に賛成したのか」と、尋ねると、「犬を飼う事にしました」との事後承諾のメールが携帯にあり困惑している様子でした。
その本人は、受け入れ態勢が出来ていないので、友達と犬小屋を立てる材料を買いに行っているとのことでした。
それを聞いて私の頭は沸点に・・・・・
いまならまだ間に合う。
しばらくして戻ってきた息子を叱りつけて諦めるように話をするのですが、黙ったまま何も話ません。
その日の夕食の場で、息子一人で世話が出来る犬でないことや、お母さんがいなくなって、私や長女の家事の負担が大きくなり、毎日がへとへとになっていることを話すのですが・・・・・
どうも本人は納得ができないみたいで・・・・・
それからは、犬小屋の材料は庭に置かれたままで、私とは話もしません。
少し動物好きの息子の話をしてみます。
彼は生き物が大好きで、過去に私達を困らせたことが幾度もあるんですね~
社会人になったころでしょうか、自分の部屋で熱帯魚を飼い始めた時の事です。
月日と共に水槽が大きくなり、2階の自分の部屋での水の入れ替えが面倒になり始めた頃に茶の間の天井から水が落ちてきた事件がありました。
天井は大きな地図を描き、すぐの処分することを言いました。
その後、自分では世話が出来ない事が判ったのか、ショップに引き取ってもらったことがありました。
他にも、友達から譲り受けたカメが、「かみつきカメ」とか言っていたように記憶していますが、噛みつくと離さない鋭い歯を持ち、大きく育つという珍しい品種を飼い始め、お母さんを困らせたこともありました。
そのカメは夏の炎天下に、お母さんが庭でカメの家の掃除をしている間に死んでしまいましたがね~
最近の話では、お母さんがゴミを集めに息子の部屋に入ると、そこには2匹の兎が・・・・・
驚いて大きな声を上げて私を呼んでいたお母さんを覚えています。
聞けば、それも友達からもらってきたみたいで、こっそり飼っていたんですね~
2匹ともオスとのことで息子に押し切られ、お母さんも世話をしていたのですが、ある日、産れるはずのない子供が籠の中にいたんですね~
それにはお母さんもビックリ・・・・
どりらかがメスであることを知らないままに同じ籠に入れていたんです。
幸いにして、もらい手があったからいいものの、いろんなことが重なり、親をペットショップへ持っていったことを覚えています。
他にもあったように思いますが、どれだけお母さんが息子のペットに振り回されたことか・・・・
今はインコを部屋で飼っているのですが、今回の大型犬となると小動物のような訳にはまいりません。
過去のことも息子に話をするのですが・・・・・
優しいやつなんですが、まったく困ったものです。
お母さんの代役は本当に難しいですね~
いつになったら結末を迎えるのでしょうか・・・・・
頭痛の種は今も続いています。
これはある会場で見かけた昔の羽織です。
模様が大きくて手の込んだ仕事をしています。
そして、これも昔の品で男物の長襦袢です。
おそらくどちらも昭和初期から戦前までの物だと思うのですが、いい仕事をしています。
特に長襦袢の「兎の餅つき」は表情といい躍動感といい職人さんの技を感じる品です。
昔の人は誠にお洒落だったことを知らされ、ここにアップしてみました。
長々とつまらない我が家の話をしてしまって、せめてこの柄でお口直しをしていただければ幸いです。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






