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今日は来客も多く、その対応に追われる一日でした。
店を閉めると、張り詰めていた緊張感が解きほぐされグッタリ・・・・・
さて、3日間の「おもてなしの器展」にお越しいただいたお客様をはじめ、この会の為に力を貸していただいた陶芸家・吉田洋子先生や、お花の先生には心から感謝を申し上げたいと思います。
ありがとうございました。
私が目標としていた結果には届くことが出来ませんでしたが、ご覧になられた方々には楽しんでいただけたように感じています。
一つの催事を終わる度に、振り返り至らなかった点を反省をしていますが、美の追求をお客様に伝える難しさ、と同時に、人それぞれに感性の違いを知らされています。
あたりまえの事なのにね・・・・・。
生活の中に和のある暮らし、この大きなテーマはこれからも伝えていかなければならない私の仕事で、続けていくことで地域の方々が和に対する気付きというものが生まれてくるように考えていて、一期一会の言葉の重さを感じているところです。
この話はこれくらいにして、今日は古典柄の訪問着を紹介してみます。
黒地の「貝合わせ」の訪問着です。
文様は古典柄でも、地の色が黒となるととても個性的になって映ります。
金地の袋帯を合わせると豪華でしょうね~
この文様は「蛤文」(はまぐりもん)ともいい、蛤は対の貝しか合わないため、平安時代から貝合わせの遊びに使われました。
(今で言うとトランプのシンケイスイジャクゲームのようなものだと思います)
内側が美しく装飾された貝を「合わせ貝」、それを納める容器を貝桶(かいおけ)といい、おめでたい文様として、単独で、または組み合わせて、着物や帯の模様に使われています。
その意味では格調高い柄と言えます。
お正月の新年会などのパーティーにお召しになると素敵だと思いますよ・・・・・。
ところで、ジタバタしている間に9月も終ろうとしていて、もぅ~月末になってしまいました。
比較的にお天気が続き残暑が残る月であったように思うのですが、そろそろ年末の事を考えなくてはならない10月が近づいています。
本当に時間が過ぎるのが早いものだとつくづく感じています。
明日の夜はお月見茶会。
どうも、このようなことをしているから一日が短いのかもしれませんね・・・・・。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







