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昨日までの天気が嘘みたいに、
思いっきり寒くなりました。
11月ともなると、時雨て当たり前なのに、あまり歓迎したくないのは私だけでしょうか・・・
一雨ごとに寒さが増すかと思うと気が重くなりますが、季節は確実に冬に向かい始めているようです。
ここに素敵な小紋柄をコーディネートしてみました。
可愛い柄の染め帯を合わせたもので、お召しになる年齢としては若くなるかもしれませんが、とてもおしゃれな香りがするでしょ・・・・・
小さい模様の花柄に いろんな色が染色されていて、ドレッシーな洋服的感覚のする おしゃれ着です。
明るい色合いの絞り染めの帯がピッタリでしょう。
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前の部分を大きく映し出してみました。
このような着こなしで外出すると、周りの人達はおしゃれな感覚に目を奪われるでしょうね~
古典的な染色の技法で、現代の新しい感性を上手に着物の中で表現した装いだと、私は思うのですが・・・
今日の夕方のことです。
仕入れ先のベテラン担当者とお茶を飲みながら、人が集まる展示会の話になりました。
私は他店の詳しい催事内容を知らないので聞き役でしたが、この秋の小売店さんの個展の結果を見ると、商品の魅力や品揃えだけではお客様が集まらない現実があることを話していました。
その中でお客様が集まっているのが、食品がもらえるという催事で、
例えば、バケツ一杯の卵が当たるとか、果物詰め放題とか、肉がもらえるなど、明らかにお得であるという企画が付いているとお客様の来場が臨めるそうなんですね~
そして、来場者数に比例して商いも増えるというから不思議です。
私からすれば、そのお店って何屋さんと尋ねたくなりますが、純粋な着物専門店さんでないところが結果を出しているというから驚きです。
ベテラン担当者は商品の魅力で勝負が出来ないこの現実を嘆いていました。
私も同感ですが、綺麗事を言っていても、経営として成り立たないようでは、お店を持っている意味がありません。
ここは思案のしどころです。
考えさせられるところがありますが、どんなに時代が変わろうとも商品とサービスにこだわりを持ちたいと思います。
何が正解かは判りませんが、信じるところから底力というものが湧き上がるものです。
それを私は大切にしたいですね~