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今日も私の前をいろんな方が通り過ぎて行きました。
静まり返った店で今日を振り返っていますが、あと数日で6月だというのに、この寒さにあきれています。
じっとしていると寒くて、夕方に暖房を入れてしまいました。
農作物を作っていらっしゃる方は、さぞかしご苦労も多いのではないかとお察し致します。
そして、長女は仕事を休ませてもらいました。
熱は下がったみたいですが、体がだるいようなことを言っていて、仕事をしていても気にかかります。
仕事の合間に娘の様子を覗いたりしていましたが、大事になるようなことはないようで、とりあえず安心かな・・・
家族って誰が病気になっても心配なものです。
過去に嫌な経験もありましたからね~
どうか皆さんも無理をなさらずに、体には気をつけてくださいね。
ここ数日、肌寒いこともあって浴衣の動きが止まっておりますが、それだけにブログ記事に熱が入ります。
今日も浴衣の話になりますが、奥の黒地の着物は「撫松庵」の新柄で、手前が「三勝つ染」の浴衣。
共に綿素材になりますが、メーカーのコンセプトの違いを感じていただけると思います。
撫松庵は洋装の感覚を取り入れたレトロモダンを基本としたファッションリーダー的な存在です。
遊び心を模様や色で表現するのが上手で、帯や下駄、小物に至るまで物作りをしていて、新しい夏のファッションを世に送り出しています。
その一方で、昔と変わらない物作りをしているのが三勝つ染。
この生き方は、「竺仙さん」とよく似たコンセプトで、古典を大切に守っている浴衣メーカーの大御所といえるでしょう・・・。
他にも沢山のブランドが浴衣市場に参入してきていますが、品質にこだわる姿勢が好きで、今では品揃えの中心的存在になっています。
そして、ここに量販店との違いをお客様にお伝えしている訳ですが、ここに至るまでには随分長い時間を要しました。
周りの専門店さんが浴衣に対して消極的になっているだけに、今年も腹をくくって勝負しました。
浴衣商戦になると、不安と背中合わせでプレッシャーを感じつつも、きもの屋としての あるべき姿を勉強させていただいている気がしています。
だから、店に嫁いできた浴衣を私は大切にし、浴衣の面白さを一人でも多くの人に伝えられたらと考えている私です。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






