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会の開催中はいつも以上に気力が必要で、閉店時が来ると、着ていた着物の帯を解き、下着だけになると、一気に張り詰めた緊張から解放されます。
「これで一日が終わった・・・」
一日を振り返る気力も薄れ、帰りの途につきたいところですが、私にはもう一つブログ投稿という日課が残っています。
いつののように投稿モードに切り替え、パソコンの前でネタを考える私です。
浴衣商戦も終盤を迎えていますが、6・7月の浴衣の動きが例年と比較すると優れません。
花火大会や、納涼祭りが身近になると、駆け込みで浴衣帯や下駄を買い求めに来られる方も少なく、誰かに市場を奪われてしまったような状況です。
何が原因なのか判りませんが、私が考えるに、浴衣市場が合理的なプレタ対応(既製品)になっていて、オーダーメイド仕立てが若い人には馴染めないところがあるのではないでしょうか?
この傾向は、きもの専門店さんと関わりを持たない、敷居の高さが大きな壁になっている事が考えられます。
そんな状況下の中で参入して来たのが、量販店であり、ネットショップです。
その戦略は合理的で、商品の質よりか手軽さが若い人の心を捉え、ひと夏の体験の浴衣となっているのではないでしょうか?
しかし、この浴衣フィーバーにも数年前から陰りが見え始めています。
専門店さんは量販店の差別化を図り、質とオーダーメード仕立てにこだわりを持ち始めました。
そして、その市場に飛びこんで来たのが、眠っていた顧客の着物愛好家で、狙いとしていた初心者の若者ではなかったのではないか・・・?
専門店さんが掲げる理想と、若者が求める価値が交わらない浴衣市場。根の深さを感じずにはいられません。
口説いていても何も始まらない訳で、浴衣の心地よさと魅力を、違う角度から伝える努力が望まれる、そんな気がします。
お腹も空いてまいりました。
これで今日の役目を終え、そろそろ家に戻りたいと思います。
それでは・・・お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







コメント
こんにちは。いつも楽しみに拝見しております。この時期昨年までは、普通の洋服のセレクトショップにも浴衣が並んで、ファッションビルのウインドウの真ん中に浴衣が飾ってあったりしました。スーパーのCMもビールも、夏とあまり関係なさそうな商品のCMも、とにかく女優やモデルが浴衣姿を競っているかのようでした。一般女性も背中を押されるように売り場に足が向いていたのではないでしょうか。それが今年はまるで反動のように、目立たない脇役に追いやられた印象。スイーツの世界では和が猛威?をふるっているようですが、「衣」の世界では下火のブーム扱いにされてしまったのでしょうか。そうだったとしたら、ここ数年の浴衣やら袴やらのセレモニーウェアとしての着物ブームと並行して、陰では逆に着物離れが相変わらず進行していたということに…?後ろ向きなコメントですみません。なんだか私もこの夏はつまらなくて、つい…。