麻のれん特集・そして忘れられない4月30日

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 今日から大型連休が始まりましたが私にはまったく関係のないこと。

店のスタッフもお休みで、私は外に出れないカゴの鳥になっています。

 

こんな日は一人のコツコツ、心のゆとりを持って仕事をさせていただいています。

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今日も気温の低くい日になり、店の品揃えと天気が噛み合わない状態になっていますが、それも今日まで。

明日から温かくなりそうで、これから先の店作りに気合を入れなければならないと思っているところです。

 

そこで考えたのが、いつもこの時期に麻のれんを幾つかアップしていて、今回も新しい品が入荷したことでもあり、皆さんに紹介したいと思います。

 

麻のれんの写真ばかりなりますが、どうか最後までお付き合いください。

 

暖簾(のれん)のサイズは幅90㎝×丈150㎝の品になります。

 

 

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 [01] 空・・・¥17、850

 

 

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 [02] 若鮎・・・¥18、900

 

 

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 [03] カエル・・・¥24、150

 

 

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 [04] ハナミズキ・・・¥26、250

 

 

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[05] ねこやなぎ・・・¥21、000

 

 

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[06] 花てまり・・・¥18、900

 

 

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[07] 蛍(三連)・・・¥26、200

 

 

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[08] 立葵(三連)・・・¥27、300

 

 

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[09] 柿渋染め・・・¥26、250

 

 

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[10] 藍染・竹・・・23、100

 

 

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[11] とんぼ・・・¥26、250

 

 

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[12] 墨描大鯉のぼり・・・¥24、140

 

 

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[13] 大志(三連)・・・¥27、300

 

 

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[14] 玉のれん白節・・・¥12、600

 

 

 

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[15] 水玉の金魚(古布)・・・¥21、000

 

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 金魚よ水玉の一部を、古布で押絵をしています。

 

 

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暖簾の裾(すそ)にも、このような玉を細工して取り付けています。 

 

 

楽しんでいただけたのではないでしょうか・・・。

 

これからの季節、お部屋に風を通すと気持ちがいいものです。

しかし室内を見られたくないという方も少なくないようで、麻素材でも[01]~[05]は太めの糸を使っています。

 

見比べてみて、ご自身のお部屋のインテリアとして活用していただければ嬉しいです。

 

 

 

この時期、麻のれんの写真取りをしていると、過去の記憶がよみがえってきます。

 

それは3年前の4月30日のことでした。

妻がシクシクとお腹の痛みが引かないといって、朝早く病院へ向かった日でもありました。

 

体の丈夫な妻だから、私は何の心配もすることなく一人で黙々と、ちょうど今日みたいに麻のれんの写真撮影をしていたのです。

 

妻はお昼になっても戻らず、何処かで寄り道をしているのではないかと思っていたくらい、気に留めることなく仕事をしていたのです。。

 

確か午後2時を過ぎていたと記憶していますが、妻が無言で帰ってきて、

「遅かったな~どうだった・・・」と私が尋ねると、

妻は「あと2・3カ月の命だって・・・」

 

それを普通に話すもので自分の耳を疑いました。

 

撮影の手を止め妻に近ずくと、診断結果の用紙を手渡されました。

癌だったんです。

 

妻が癌に侵されていたことも信じられませんし、ましてや医師が妻に命の宣告をするとは・・・

何かの間違いでは・・・

 

それからいうものは何が起こったのか、気が動転してしまって頭は真っ白、まるで夢を見ているかのようでした。

 

あの出来事を境に、我が家の幸せが崩れ落ち、悲しみに渦の中に入って行ったのです。

 

ようやく当時の悲しみを軽くすることが出来るようになりましたが、私の心の中には4月30日が刻印のように押されています。

 

そして明日がお母さんの月命日。

お墓参りをし、近況を報告してくるつもりでいます。

 

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