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地元の新聞社、北國新聞紙の朝刊に、北國花火大会の日程が発表されていました。
震災後、花火大会が中止になった地域もあるみたいですが、石川県は例年と変わることなく開かれることで安心致しました。
この日程とは別に北陸中日新聞社も花火大会を予定しているはずなので、7月・8月は夜空に大輪の花が咲く乱れることでしょう・・・。
私の仕事の立場からすると、大いに歓迎したい行事ですが、そもそも花火大会の歴史を紐解くと、今から280年近く前に起きた大飢餓の使者を慰霊するため、翌年八代将軍徳川吉宗は隅田川で水神様を行い、初日に花火を打ち上げたことが、今の原形となる「両国川開き納涼花火」の始まりだそうです。
両国橋下流の花火を花火製造の元祖「鍵屋」が、上流の花火を分家の「玉屋」が打ちあがる。この共演にによって「たまや~、かぎや~」という掛け声が生まれたと手元の本に記されています。
もしかして、この花火大会の由来を過去のブログ記事に書いたかもしてませんが、国民に大きな衝撃を与えた東日本大震災の後だけに、現在の国政のあり方に考えさせられるものがあります。
その話はさておいて、石川県は能登半島に和倉温泉がある七尾市から花火大会がスタートします。
私の地域からすると、7月30日(土)の金沢大会、8月6日(土)の川北大会、8月7日(日)の白山鳥越大会です。
特に川北大会は北陸最大の花火大会になると思うので、見逃さないでくださいね。
こうして近年は花火大会も派手になり、大勢の見物客が集まるようになりました。
そこで注目されるようになったのが浴衣です。
その勢いは夏の風物詩にもなっていて、呉服店の登場と言いたいところですが、スパーなどの異業種も浴衣を取り扱うようになり、陰を潜めがちなのが残念でなりません。
もっと呉服店が頑張らないといけませんよね~
そうした中で私が最も感じている事は、着心地のいい浴衣の提案の出来る店が もっとあっていいと思っているんですね~
その最たるものが、既製品浴衣に市場を奪われてしまっている現状です。
お手軽かもしれませんが、背丈の低い人もいれば、その反対の方もいらっしゃいます。
それに、ふくよかな人や、やせ型の方のいらっしゃいます。
それを洋服のようなS・M・Lの寸法で対応することに無理があります。
そして、そこには着にくい浴衣が存在しています。
今年新調してみようかと考えている方は、選択肢の中に反物から仕立てる浴衣も考えてみてください。
お仕立てをするには一週間程度の時間が必要となりますが、今ならその時間は充分あります。
浴衣で過ごす日本人の夏、今年も是非チャレンジしてみてください。
私の店は、そのお手伝いをさせていただきます。
店の奥では「キモノ音楽会」を開いていますが、地域の方に驚くばかりで、すぐに結果が出るものではありません。
私の目的は、楽しいキモノの世界が存在していることを 皆に知ってもらいたい、そして、そこから何かが始まる。
そんなことを考えて取り組んでいる企画です。
なかなか現実は考えているような訳にはまいりませんが、それでも興味を示していただける方が存在していることに、かすかな期待を寄せているところです。
私がしょうとしていることは、どれをとっても時間のかかる事ばかり。
自分らしい生き方ですが、この粘りと根気、いつまで続くのでしょうか・・・。
では、今日はこれにて終わることにします。
お休みなさい。