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今日は内勤状態で或るものを作っていました。
その話は後に触れることにして、これからの季節に、おしゃれするアイテムとして取り上げていただきたい帯留を紹介したいと思います。
まずは、この金魚の帯留です。
色が白っぽいので、濃い色の帯地に合わせると引き立つのではないかな~
遊びもあって楽しめるのではないでしょうか・・・。
お値段は¥5、775
次の涼感のあるうちわと金魚で、透明度がポイントになるのではないでしょうか。
夏らしい帯留です。
お値段は¥5、565です。
梅雨の季節にお似合いなのが、この傘の帯留ではないかな~
デザインといい、色合いといい、とっても可愛いでしょ・・・
水牛の角から作られた品で、傘の水玉には螺鈿(らでん)を数か所入れています。
店の定番的存在になっていて、評判もよろしいんですよ。
お値段は¥10、290です。
参考にしてください。
冒頭にも触れましたが、7月にお得な会を企画していて、今日は、そのご案内といいますか、チラシのようなものを作っていました。
出来る限り手書きで作るように心掛けていますが、これがなかなかやっかいで、何度書き直すことか・・・
こうして手作りのコツを覚えて行くのでしょうが、内容も考えないとならないので、方向性が決まるまでは迷ってばかりです。
特に近年、考えているような結果が出にくいこともあり、次の一手に苦労しています。
こうして、休む間もなく考え、そして何かを作っている訳ですが、時々一人相撲しているのではないかと、振り返ることがあります。
今日、或る方からメールで、若い人たちがお手軽に着物が手にできる、着物提案があってもいいのではないか・・・
そのような内容のご意見をいただきました。
過去にもいろんな切り口から、若い人達が「着物という土俵」に上げるための取り組みをして来ました。
しかし努力が足りなかったのか、安定した市場を手にすることが出来ませんでした。
(唯一市場が広がったと言えるのが浴衣です)
そればかりか、業界を痛めることになったのです。
コストを下げるために、海外での生産から始まり、和裁までもが海外へと流出し、職人さんが育たない業界になっているのが今の現状です。
近年、若い年代層から支持されているのが、リサイクル着物であったり、古着屋さんの着物だったりするのかもしれないが、これも以前のような勢いを失くしつつあります。
めまぐるしく変化する環境の中で、小規模経営の店は「自分が信じれる道」をコツコツ歩いていくことが、最善の選択だと考えている人間の一人。
大きな会社が市場に一石を投じ話題を振りまき、家業店は専門店化の道を選ぶ。
そのバランスが6対4なのか7対3なのかは判りませんが、お客様の立場から選ぶことのできる環境があってこそ、おのおのの店が、魅力ある店作りに努力することを忘れないのではないでしょうか。
仮に、多少の考え方のばらつきがあっても、皆が同じ方向を向いているとしたなら、そこからは価格競争が激しさを増すばかりで、質やサービスの向上に繋がりにくい殺伐とした業界になってしまうのではないか・・・
そうなると、きもの愛好家には不幸な話です。
奥の深い話になってしまうので、この続きはいずれ機会を見つけて書きたいと思っています。
なので、今日はここで終わりにします。
では、お休みなさい。