紗の着物を夏帯再生・そして「気使いとは」

 昨日のブログで「高島クレープ・半襦袢スリップ」がよく売れていて、残り少ないことの記事を書いたところ、数件の方からご注文をいただくこととなり とても嬉しく感じております。

ありがとうございました。

 

残りわずかではありますが、まだ受け付けることは可能なので、興味を引かれる方は早めにご相談をください。

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それでは今日の投稿です。

 

 

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お客様から、お婆ちゃんが来ていた紗の着物を縫い直して欲しいとの相談をいただきました。

 

拝見すると、身丈は短いし、虫に喰われたような穴が何か所も開いていて、着物としての再生が出来ないものになっていました。

 

着物に出来ない訳を そのお客様に伝えると、模様がとても気に入っているので、何か他の物に作りかえることが出来ないかというのです。

 

そこで提案させていただいたのが二ツ。

 

一ツは、夏暖簾(のれん)にする方法。

そしてもう一ツが、軽装帯と言って お太鼓の形にしてしまった二部式の名古屋帯。

 

お客様は帯を作って欲しいとのことで、着物から帯の再生が始まりました。

 

洗い張りををして、一度着物を綺麗にしなくてはなりません。

反物の状態に戻し、綺麗な箇所を確認して帯に再生です。

 

そして、その帯が仕上がりました。

 

 

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この2点です。

 

レトロな帯になったでしょう・・・。(加工費は2万円余りです)

お客様もとても喜んでくださり、この帯の合う着物を探したいと言ってお帰りになりました。

 

お婆ちゃんの着物が、こうして形を変えて残ったのです。

お手伝いができて本当に良かったです。

 

 

ところで、話はまったく変わりますが、便利な社会になって、生活が随分豊かになりました。

こうした社会の中で、一人では生きていけないということを、いろんな立場の人から学ぶことがあります。

 

つまり、それぞれの身の回りの社会の中で、支え合い助け合いながら生きているということで、家庭だったり、職場だったり、友達との関係であったり、時には日本の社会の中で、良好な関係を築いて行くことが、生きて行くことに参加しているということに繋がるのではないか。

 

違った見かたをすれば、「気使い」というものがなければ、社会から除外されてしまう世の中なのかもしれません。

 

例えば、友達がお誕生日だから祝ってあげようとか、仕事で疲れた夫が、家庭に帰っても妻のことを気遣うとか、節電に協力しようとか、些細なことから大きな事まで心を使うことで、円滑な生活が送れているのではないでしょうか・・・。

(例えが良くなかったかもしれませんね。)

 

そこには、信頼・安心・愛情・勇気・元気・そして感謝などプラス思考の考え方が潜んでいて、心が通うことで生きるための大きな力になっています。

 

だけど・・・、

だけど、この「気使い」というものはとても邪魔くさくて、無理をする行為でもあります。

無理をして相手にボールを投げても、気付いてくれなかった時には、気を荒立てることもあります。

 

お母さんがいなくなってから、そのことをストレートに感じていて、器の違いを知らされているとことです。

 

こんな自分でも積み上げてきた経験が、いつの日か、気使いという行為から、自然体で心が使える日を来ることを望みたいものです。

 

ギクシャクしている息子との関係の中で、ここ最近を振り返る私でした。

 

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