◆
ようやく夏の日差しが戻ってきたようで、ようやく梅干しが干せるなどという声をお客様から聞けるようになりました。
この地域も大きな花火大会が終わり、空も大地も、海も山も、そして私たちの生活も夏休みって感じかな~
なのに私は、妻がいなくなって夏休みの遊び方を忘れてしまったみたいです。
ただ空を眺め、懐かしき日の出来事を思い出すだけ・・・。
そんな私の脳裏に浮かぶのは「麦わら帽子と小学生」
どうしてなのか、私の小学生だった頃の夏休みです。
近くの神社に行っては虫取りにあけくれる日々。
目的は夏休みの自由研究のようなものだったと思います。
昆虫採取をすると言って、捕まえたセミをどれだけ殺してしまったことか・・・。
遊びの道具や、施設など、今みたいに何にもなかった時代なのに、自然は私に満ち足りた世界を与えてくれました。
その時にかぶっていた麦わら帽子なのか、それとも夏をイメージする田舎の風景が麦わら帽子から目に浮かび上がるのか、よく判りませんが私の憧れの癒しの世界があって懐かしさを感じています。
話は少し変わりますが、もしも自分が「一人ぼっち」だったら、なんて考える事がありませんか・・・
例えば寂しい話になりますが、苦楽を共にして来た妻が、または夫が他界してしまって「一人ぼっち」になってしまったとか、職場で相手にしてもらえなくて「一人ぼっち」など、いろんなパターンが考えられますが、求めてそのような環境に身を置きたいと考えている人は、そんなに多いとは思えません。
むしろ、自分を理解してくれる人が目の前に現れることを考え、彷徨っているのが私たち人間ではないでしょうか・・・。
そうしながら仲間探しをしているのです。
その場が居心地が良ければ大切にしたいと思うし、ストレスを感じる場であれば離れ、次の新しい環境を求め歩き始める。
人生というものはその繰り返し。
おおげさかもしれませんが、生きている証を人気取りの役者魂みたいなものに突き動かされながら歩いているのが人間の社会と言えるのかもしれません。
こんな小さな店でも私が経営者です。
経営者である以上、沢山の人が来店してくださることをいつも考え、あの手この手と、ない知恵を絞り出し、そして、その結果に喜んだり悩んだりして仕事をしている訳ですが、ここにもお客様からよく見られたいという「人気取りの役者魂」の考え方が存在しています。
私が続けているブログだって、ランキングの順位を付けられ、それを意識して記事を書くことも少なくありません。
ツイッターやフェイスブックにしても、自分の居場所を探すための道具みたいなもの・・・。
生活や仕事、そしてそこに存在する人間関係の中で、素の自分と無理をしている自分がいて、ややもすると偽りの自分も混在していて、努力することから少しずつ大きくなれる自分がいるように思います。
目の前に自分を理解してくれる人がいる、単純なことだけど努力した足跡がないと たどり着かない境地なのかもしれませんね。
何を書いているのか、書いている間に解らなくなってしまいましたが、「一人ぼっち」にならないように、自分の魅力を高め、出会った人から愛される人間になりたいです。
またもやイエローカードを出されそうな長い記事になっていまいましたが、千葉県の方から銀座での展示会の案内状を送って欲しいとのメールが入っていて、東京に向かう決心が付きました。
9月10日(土)・11日(日)の二日間、仕入れ先が主催する着物の展示会が銀座フェニックスホールであります。
数件の方からその展示会の案内状が欲しいとの問い合わせを頂き、会場でお待ちしたいと思っています。
これまで考えてもみなかった、銀座で新しい一歩を踏み出します。
メールのやり取りはあっても、一度もお逢いしたことのない方と逢えるかもしれない・・・
そのようなことを考えると心が高鳴ります。
S様、私の背中を押してくださってありがとうございます。
銀座でお逢いできることを今から楽しみにしております。
どうか他の方も、時間が取れるようでしたら覗いてみてください。
それでは今日はこれにて終わることに致します。