きもの業界と私の魔法

 今日も雨がヒトヒトと降り続きマインドが下がる一日。

朝刊の天気予報を見れば、明日日曜日は大きなだるまさんマークが一つ。

「おいおい雪が降るのかよ・・・」

 

明日は私たち石川県和装振興会が運営する十三詣りの日です。

お天気のことを考えると気が重たくなるな~

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それでは今日の投稿です。

 

 

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月の20日頃を過ぎると取引をしている京都の担当者が尋ねて来ます。

 

そこでいろんな情報を入手し、刺激をいただいていますが、バブルが弾けてからというもの業界が縮小していくばかりで一向に明るいきざしが見えてこないのは何故なのでしょう・・・。

 

心を痛める現状は、職先の生産量の減産や、会社のリストラなどからも厳しさが聞こえてくる訳ですが、先のことを考えると不安な気持ちになります。

 

まず先に思うことは、ワクワクする商品が市場に出て来なくなるのではないか・・・

そればかりか、供給先が廃業という道をたどり、商品が入らなくなる日が来るかもしれない。

 

最悪のシナリオですが、そのような方向に向かいつつあります。

 

そこで生き残りをかけ、バブル期にはなかった流通革命が静かに起こり始めている気がします。

 

作り手のメーカーは、大きな問屋への依存型から、自立する道を選び始め、専門店さんとの繋がりを深めようとしています。

小売店さんはネットの普及と共に、新しいビジネスのスタイル模索し、新しいお客様を増やすことに力を注ぎ始めるようになりました。

 

ある意味で複雑な流通がスリム化し、末端の消費者さんはいろんな意味で求めやすい環境が整い始めていると言えるでしょう・・・。

 

ここまでは一般論です。

 

小売店の立場から店の未来を考えた時に、私が思うには、揺るがない経営哲学と、仕事が趣味と言えるくらいの情熱を傾けることが出来るか・・・。

そして目指すは、自分の仕事が生活する人達に幸せと喜びを届けることが出来るかが問われているのだと思います。

 

その為に、何をしなければならないのか。

何を磨かなくてはならないのか。

何を大切にしなければならないのか。

 

浮き上がってくるものが必ずあるはずです。

 

激流の中に立たされている私たちは今、真剣に問いただし、行動に移すことで新しい道が必ず見えてくると考えたい。

 

見えてこない時は、まだまだ心の入れ方が足りないと思いたいです。

 

店のお客様に喜んでいただきたいと思って折り紙で作った「シャツの楊枝入れ」(写真の品)、小さなことですが、少なくなるとまた補充します。

こうしてコツコツ続けていると大切なものが見えてきます。

月に一度の「あ・うん」の発行だって、このブログの投稿だって同じ事。

 

魔法は、ヒョットしたら小さいことの願いにも似た集まりから、ある時、動き出すのが自然の原理なのかもしれませんね。

 

 

明日は早起きをして十三詣りの会場となる金沢市小立野にある天徳院へ向かわねばなりません。

気になるのは、着物を着られる方が多いかと思うもので、雪や雨が降らないかお天気のことです。

 

「頼む・・・何も降らないでくれ」

 

それでは今日はこの辺りで終わらせていただきます。

お休みなさい。