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時が過ぎるのは早いもので今月も残すところあと2日、年度末を迎え忙しくしていらっしゃる方も多くいかと思いますが、明るい4月を迎えられそうですか。
ようやく温かくなった北陸地方、梅と桜が同時に花開くのではないかと寒かった3月を振り帰りながら私の仕事を見つめ直しています。
そこで思うことは、和雑貨は地域の人達からご利用していただける機会が増えつつありますが、着物は、手にしたいと思っている方と関心をまったく持たない方とがハッキリしていて、昔のような衝動買が極端に少なくなっていることを感じます。
着物を欲しがる方の多くは、目前に着る機会がある方か、着物が一人で着れて、着物が趣味の領域にある方が関心を示されている、私はそのように捉えています。
それもリーズナブルな価格帯のものか、こだわりのある商品のいずれかに色分けされ、中途半端な商品はお客様の指示を頂けなくなっている傾向にあります。
そのような時代の中で、着物購入者の絶対量が少なくなりつつあるところに業界に悩みがある訳です。
地方と都会、気候の違い、震災で被害に遭った土地と、平和に暮らせる土地、いろんな面で環境が違えども、その中で着物ファンを増やして行かねばなりません。
また、着物が着れる場も、着物ファンは欲しがっています。
今の私に何が出来るのでしょう・・・
考えさせられます。
出来ることは限られているかもしれませんが、着物への情熱を忘れてしまっては新しい扉は開かないのではないでしょうか?
耐えることから想像する力に変え、踏み出さなければ未来はありません。
こうして、沈む心に言い聞かせる私でした。
店には新しい看板が立ちました。
新しい旅立ちが始まる4月、「ありがとう」の気持ちを和雑貨で伝えて欲しいとの願いから、道行く人に呼び掛ける看板です。
明るい春の訪れを考え、可愛い感じにしてみました。
効果が現れることを願いたいですね~
そしてもう一つ、4月の販促物が揃いました。
4月21日(土)から始まる「卯月展」のご案内と、145号の「あ・うん」です。
今日から揃い組をお越しになられた来客に手渡しできるようになりましたが、お得意様回りにこれからです。
いろんなことを心に秘め、自分との闘いが始まろうとしています。
では、今日はこの辺で終わりにしたいと思います。
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






